庭のモミジが枯れかかっています。



このモミジは、もともと、さとるさんの実家に植えられていたものです。


義母が義伯父と一緒に実家の山から掘ってきたものを、義父が片側の枝を剪定し、このように傾いたような形にして育てたそうです。


初めてさとるさんの家に行ったとき、玄関のそばの目立つところに植えられていて、

『かっこいいモミジだなあ。』

と思ったのを覚えています。


その頃は、もっと大きく枝を広げていて、義母も、

「素敵でしょ、このモミジ。」

と、ご自慢でした。


さとるさんもこのモミジの枝振りが気に入っていて、義父母が亡くなり実家を手放すことになったときに私たちの庭に移植しました。


移植後も元気に枝を伸ばし、秋にはオレンジ色がとてもきれいだったのですが、数年前にカミキリムシの被害にあってしまいました。


気付いて薬を撒きましたが、時既に遅し悲しい


年々、幹の皮が剥がれ、枝が枯れていき、今ではこのようにすっかり小さくなってしまいました。


何とか回復しないか一縷の望みをもってそのままにしていましたが、今日、残念ですが伐採しました(さとるさんが)。


根元にはこのような穴が空いていました。


この穴からカミキリムシが侵入したと思われます。

断面はこちら。



本当に残念です。


さとるさんの実家から移植した他の木や花はこんなことにならないように、しっかり世話をしていきたいと思います。