先日、ショッピングモールで目に留まり購入したのがこちら。
![飛び出すハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/610.png)
山形県で作られているお菓子です。
学生時代に寮生活をしていたとき、山形出身の友達がよくおみやげに買ってきてくれました。
わりと大きな寮だったので、北は北海道から南は沖縄まで、各地から集まっていました。
寮では、同じ階の友達とそれぞれの地元のお菓子などを持ち寄り、しょっちゅうおしゃべりタイム
そのときのお菓子のひとつがこのミルクケーキでした。
さて、このミルクケーキ。
名前の通り、ミルクの風味たっぷりです。
原材料もこの通り。
牛乳は特に好きでも嫌いでもありませんが、甘味のあるミルク風味のもの、特に練乳は大好き
食生活の見直しをしてからは控えています。
小さい頃の夢は、雪印の缶入りのコンデンスミルクを好きなだけ食べること
親元を離れて寮に入り、仕送りでやりくりするようになったこの頃、さっそくコンデンスミルクを買ってきて夢を叶えました
コンデンスミルクの味と似ているので、ミルクケーキも大好き
寮の友達にも大人気のお菓子でした。
このミルクケーキ、名前に「ケーキ」とついていますが、わりとハードタイプ。
かじるとボリボリと音がします。
みんなでおしゃべりに花を咲かせながらボリボリボリボリ、1人4,5枚は軽く食べていたと思います。
そんな寮生活でしたが、その中で少し異色だったのが斜め向かいの部屋だった理学部のSちゃん。
腰までの黒髪ロングヘアで細身、食べることにあまり興味がない感じで少食。
よくカリタの耐熱ガラスポットでお湯を沸かし、ドリップコーヒーを飲んでいました。
聴いている音楽はピンクフロイド。
一浪していたこともあって大人っぽく、ちょっとクールで人と群れないタイプ。
おしゃべりの輪に入ることは少なかったのですが、部屋に遊びに行くと色々とおもしろい話を教えてくれる人でした。
Sちゃんに、萩尾望都の漫画「百億の昼と千億の夜」や小説「レベル・セブン(宮部みゆきさんのレベル7とは別のSF作品)」等をすすめられて読んだのを覚えています。
そのSちゃん。
私の部屋で午前中にミルクケーキを1本、食べ始めたことがありました。
そして、その日の午後、多分4時過ぎに私がSちゃんの部屋に行くと、なんとSちゃんは、まだそのミルクケーキを食べていました
「これ、食べるのに時間がかかるのよ~」
ロングヘアをかき上げながらアンニュイな雰囲気でのたまうSちゃんに、ミルクケーキ1本を間違いなく1分以内で平らげる私(15秒でもいけます)は、
「これが体型の差を生むのね~」
と、しみじみ思いました
私の名誉のために言っておきますが、他の友達もミルクケーキを食べるスピードは私と同じくらいでした。
40年も昔のことを思い出しながら味わったミルクケーキですが、久しぶりに食べてみると、ちょっと味が変わった感じがするような、しないような・・・。
いずれにしても相変わらず美味でした