前回の続きです。


クリニックの医師が準備してくれた紹介状を持ち、総合病院に行きました。


ここは、肺腺癌が見つかるきっかけになったCTを撮ってもらった病院です。


備え付けの血圧計で測定すると、緊張のためか、上が150でびっくりびっくり(病気で痩せてからいつも上は100~120です)。


いちばん早い時間帯の予約だったので、すぐに呼ばれました。


診察室に入り挨拶を済ませると、

「まずは本当に関節リウマチなのかどうか確かめましょう。」

と言われ、すぐに血液検査とエコー検査、レントゲン検査を受けるように指示されました。


クリニックではお医者さんがエコー検査をしてくれていたので、

『総合病院となるとやっぱり違うのね。』

と思いました。


エコー検査、レントゲン検査では、両手の指をみてくれました。


血液検査も終えてしばらく待つと、再び診察室に呼ばれました。


そして、医師が一言。


「関節リウマチじゃありませんね。」


血液検査の数値に異常はないし、エコー検査でも炎症はみられない、骨の変形もない、つまり関節リウマチではない、とのこと。


確かにその頃は指の腫れはひいていて、関節の痛みも軽いものでした。


でも、だからと言って関節リウマチではないと言い切れるのか?


血液検査に異常が出にくい関節リウマチなのではないか?


エコーで炎症がみられなかったのは一時的に症状が治まっているからでは?


レントゲンに異常がないのは初期だからでは?


 膝や足の指の骨は大丈夫なのか?


そもそも、クリニックの先生も血液検査では関節リウマチとは確定できないと言っていた。。。


でも、1年以上経過をみて、それでもやっぱり指の腫れやこわばり、複数の関節の痛みが出てくるし、エコー検査で炎症も確認できたので、関節リウマチ確定となったはず。


 私の自覚症状についてまだ何も話していないのに、数値とエコー、レントゲンだけでリウマチを否定できるのか?


私の頭の中には疑問がたくさん浮かんできました。


でも、残念ながらこのお医者さんは、患者に話す隙をなかなか与えてくれないのです。


かろうじて、今は治まっているけれども関節が痛くて指がぷっくり腫れることなどを説明したのですが、


「指が腫れたり痛みが出たりする病気は数え切れないほどあるんですよ。」


「 ここ1年、病気で大変だったようなので、その影響かもしれませんね。」


「そもそもあなたの場合は問題が一つじゃありませんからね。」


そして、髄膜脳炎についても、

「関節リウマチでもないのに関節リウマチの薬を飲んだから、こんな事が起こったのでしょう。」


そして、薬も経過観察も不要と言われました。


何とか経過観察はしてほしいと話したところ、半年後に予約を入れてくれました。


「痛みがなかったら、すっぽかしていいですからね~。」


軽い調子で言われ、複雑な気持ちで診察室を出ました。


〈血液検査の結果(抜粋)〉

RF 6

CRP 0.01(前回0.36)

CK 53(前回28)

MMP3 35.8(前回53.7)

CPP 測定せず

抗核抗体 測定せず


確かに数値にLやHはありませんし、前回より改善しているように思います。


医師として、現時点で服薬の必要なしと判断するのは当然なのでしょう。


時々指は腫れるけれど、我慢できないような強い痛みは出ないのだから、この医師の言葉通り、関節リウマチではないと思って元気に生活していけばよいのかなとも思います(「病は気から」と言いますしね)。


実際、血液検査に異常がなかったこと、薬開始にならなかったことは、心の底からうれしいのです。


でも、自覚症状があることや「関節リウマチは早期治療が重要」ということ、 そして一度は関節リウマチと診断されて薬を飲んでいた経緯を考えると、「経過観察も不要」というのは疑問。


今回のお医者さんとのコミュニケーション不足なのかもしれませんが、「できれば関わりたくない患者(免疫調整剤で副作用が出た肺腺癌手術をして1年もたっていない面倒な患者)」と認識されたのではないかという思いがありました。


私が疑ぐり深いのかなあ。。。


〈家計簿より〉

診療費 4890円