肺の経過観察になってから、「体調日記」を書き始めました。


A4ノートの半ページが1日分。


体重 体脂肪率 便通 体温 血圧

酸素飽和度 起床時刻と就寝時刻

食事時間と口にした物 野菜の摂取量 

服薬した薬 歩数

体調や気になった症状、ネットや本から仕入れた健康作りのための情報などをメモしています。


我ながら暇人だと思いますが、書いていてよかったと思います。


医師に病状や経過を落ちなく説明することができますし(特に膠原病内科で)、自分で病気や生活改善についてあれこれ考察(?)するときにも役立ちます。


アーリーリタイアして時間があるからこそできる、ちょっとした趣味みたいなものかもしれませんね。


さて、この日記を読み返すと、肺腺癌の手術をして退院した後の経過がよく分かります。


体重は今より8~9kgほど重く、体温は35度前半。


主食はご飯が基本ですが、手作りのパンやピザも結構食べていました(今はめったに食べません)。


胸に痛みや違和感(胸の奥で何かびろーんと伸びるような感覚 )があり、耐えきれずに処方された痛み止めを服用している日もありました。


そして、この日記を改めて読み返してみて最も気になったのは、


「4:30、左手首のかゆみ(発疹あり)で目覚め、その後眠れず起床」


「左手の甲、あごにかゆみ、赤み」


「9時過ぎ、両足の甲に強いかゆみ。真っ赤になる。発疹あり。」


かゆみと発疹に関する記述です。


かゆみ止めを塗ってしばらくすると症状が消えたため、そのままにしていたと思われます。


ちらっと『痛み止めのせい?』と思った記憶はありますが、その後も特に気にも留めずに飲んでいました。


病院や薬局の問診票の

「薬を飲んで具合いが悪くなったことはありますか。」

という問いにも、

「いいえ」

とずっと回答していました。


実は私は、肺腺癌の手術から半年後、関節リウマチと診断され、薬を服用していました。


服用を初めてほどなく、全身に発疹が出て肝臓の数値が上がり入院。さらに5日目には髄膜脳炎を起こして意識混濁状態になります。


原因は確定できませんでしたが、関節リウマチの薬が関わりがあった疑いがあります。


もし、このときちゃんとかゆみと発疹について意識して心に留めていたら、


膠原病内科の医師や薬剤師に伝えていたら、


もっと慎重に薬が処方され、髄膜脳炎を起こすことはなかったのではないか。。。


考えても仕方のないことを考えてしまいました。


でも、それだけでは終わりません。


たとえ、お医者さんに「気にし過ぎ」と思われたとしても、ちゃんと自分の体の症状に敏感でいよう!ちゃんと伝えよう!


決意を新たにしました。


こんなことを考えられるのも、「体調日記」のよいところ。おすすめです。