考えてもどうしようもないのですが、少し前まで(関節リウマチの心配で頭がいっぱいになるまで)、肺腺癌になった原因をあれこれ考えていました。


自分で思う原因の1つ目は副流煙です。


夫のさとるさんは愛煙家で、結婚当初(5年くらい)は私の前でもたばこを吸っていました(私の病気が発覚してからは禁煙し、今は全く吸っていません)。ついでに言うと、義家族全員吸っていました。


また、私が若い頃は今のように分煙対策が徹底されていませんでした。


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近年、非喫煙者の肺腺癌が増加しているそうです。エストロゲンとの関連も指摘されています。私は子宮内膜症もあったので(子宮筋腫とチョコレート嚢胞の手術済み)、エストロゲンが強く関わっていたのではないかと想像しています。                            ☆☆☆☆☆


2つめは蓄積した疲労とストレスです。


がんが発覚した頃にはアーリーリタイアしていましたが、勤めていた頃は休日に出勤することもしょっちゅう。持ち帰りの仕事も多く、また、イレギュラーの出来事で職場に12時間以上いる日も珍しくありませんでした。 


もちろんやりがいもありましたが、非常に多忙でストレスの大きい仕事だったと思います。


睡眠不足も常に感じていました。


3つめは体質です。


私は低体温で、平熱が35度前半。


34度代まで下がることもありました。


がん細胞が元気に活動できる環境だったのではないかと思います。


4つめは食生活です。


仕事の忙しさにかまけて、外食も多かったし、スーパーのお惣菜やコンビニのおにぎりなんかもちょくちょく買っていました。  


お菓子やジュースも好きで、カロリーを考えてある程度は節制していましたが、普通に楽しんでいました。


スーパーでは、糖質や塩分、添加物よりもカロリーを気にして選んでいました。


5つ目として、個人的には認めたくありませんが、もしかしたら、性格があるのかもしれません。


「がんになりやすい性格」といった記事をネットで目にすることがありますが、自分にあてはまるところが多々あります。


でも、「性格でがんになったなんて冗談じゃない」と思うので、やっぱり5つ目は却下します。



とにかく寝ても覚めても病気のことを考え、終日ネットや本を調べまくった結果、 食べ物・飲み物の他にも、テフロン加工、BPA、農薬、プラスチック製品、合成洗剤、経皮毒、電磁波・・・と気になることだらけになっていました。


「がんが消えた食事」「免疫を上げる食事」といった本もついつい読んでしまって、だんだん何を食べたらよいのか分からなくなってしまう感じでした。  


こんな私に振り回されて、さとるさんは大変だったと思います。反省。


原因は1つではなく、様々な要素が絡まり合っているわけで、結局、はっきりした正解なんて分からないんだと思います。


今では、食べ物のこともその他のことも、自分が納得できることをできる範囲で実行し、暮らしを見直しています。