今回、熊本県を中心とした九州地方の豪雨災害では、河川氾濫や土砂崩れによって、現時点で死者22人、心肺停止18人、行方不明者11人という大きな被害がでました

 

この度の豪雨災害でお亡くなりになりました皆様にお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。

 

また、河川氾濫や土砂崩れによって家や車などの財産が失われ、道路が寸断され、ライフラインも止まっている方が非常に多いと思われます。

そして、九州ではいまだに断続的に雨が降り続けている状況で、今後更に被害が拡大する可能性があります。

 

そういった状況を考えると本当に言葉もありません。

 

本当に、近年では、「観測史上最多」の雨量が毎年更新され、「数十年に一度」の豪雨が毎年起こっているという感があります。

 

その中でも特に九州では2018年、2019年に九州北部で豪雨災害が発生し、毎年のように、台風や線状降水帯による豪雨の被害を受けているのではないでしょうか。

 

今回の豪雨災害は夜中から明け方にかけて集中した豪雨ということで避難が難しく、また、今回の豪雨の原因である「線状降水帯」は雨量の予測が難しかったとも言われております。

 

加えて、今年はコロナの年で避難所での密を避けることも考えなければいけません。

 

気象予報など技術的な課題があり、それは必ず改善していかなければなりませんが、その課題解決を待っていては自分の生命・財産は守れません

 

まずは私達一人ひとりが、このコロナ禍の現状でも、「数十年に一度」の大雨が毎年起こるということを想定し、自分達がどうすべきかを考えておかなくてはいけません

 

コロナ禍で密を避けて避難するには、どうすべきか。平時から一人ひとりが考えていくことが必要です。

 

特に河川や山林の近くにお住まいの方は、河川や山林の近くを避けて車で避難所や友人宅に避難することなど、是非、家族や友人と話し合いをしていただければと思います。