本日、三木市議会総務文教常任委員会が開催されました。
私が非常に気になり、厳しく追及した点が2点ありました。
一点目が昨日新聞にも出た保育料の過大請求です。
神戸新聞は「三木市が保育料過払い請求 過少請求に続きミス」という見出しで昨日報じましたが、本当に連続でミスしたと報じられてもしょうがない内容です。
ただ、今日の委員会で私が質問したらもっと呆れるような話が出ました。
聞けば、そもそも過大請求が発覚したのが7月だったのに、教育行政のトップである教育長がその報告を聞いたのは11月に入ってからだったというのです。
過大請求となったのは、国の制度改正により、平成29年度から市民税非課税世帯の第2子以降の保育料1700円が無料になったという非常に重要な制度変更を取りこめておらず、1700円徴収し続けてしまったということです。
今日聞いた話では、過大請求が今年7月に入って判明し、8月31日付で対象者に文書を出したが、その時は原因がわかっていなかった。
原因を調査していく中で時間がかかり、トップの教育長への報告は11月に入ってからとなり、議会への報告は直前までありませんでした。
前回の過小請求と違い、今回は取り過ぎたお金を返す方で、件数も少ないですが、誤請求が連続で起きたということは、市全体の信用問題になります。
つまり、市から税や保険料の請求が来ても市民から本当にあっているのかと疑われるようになってしまわないかということです。
そんな重大事案を教委のトップが把握するのも遅ければ、議会に対してもこれまで説明も無かったということで、私以外の議員も非常に怒っていました。
前市長の時の問題から、報連相をしっかりと行い、風通しの良い行政にするという話でしたが、それが全くできていません。
本当に情けない話です。
これ以上、市民に三木市役所は大丈夫かと思われないようにしていただきたいと思います。
もう一点が三木市職員の時間外勤務(残業代)についてです。
以前から残業時間の多さが指摘されている三木市では、時間外勤務の削減計画を作っていました。
しかしながら、昨年の平成29年度には削減計画を達成できず前年よりも増加してしまいました。
私は市議会の本会議でも質問しましたが、当局の答弁は「職員が少ないから一人当たりの負担が大きく残業になってしまっている」というものでした。
今回、平成30年上半期の状況の報告が出ましたが、職員数が358人→407人と約50人も増えたのにも関わらず、前年同月比で残業時間は30%も増加し、一人当たりの残業時間も15.8%も増加したという理解できない結果となりました。
当然ながら私は「職員が少ないから残業が増えていると言ってたのに、職員が増えて一人当たりの残業が増えていることには市民の理解が得られない」と追及しました。
当局からは指摘はごもっともで申し訳ないと謝罪がありましたが、本当にちゃんとして欲しいと思います。この件は今後ともしっかりとチェックしてまいります。