もう1か月以上、日本では森友学園問題に持ち切りでありました。

 

 私も昨日の証人喚問は興味深く見ていました。

 9億5600万円が1億3000万円まで8億円に値引きとなった事が問題の本質でありました。

 しかし、この件に政治家の具体的な関与の証言はありませんでした

 

 肝心の認可申請の時に、設置費用として3つの別々の金額の契約書を提出した「3つの契約書」については「刑事訴追の恐れがある」からと籠池氏は答弁を拒否しました。 

 

 小学校の建設工事を受注し、実際の工事代金15億5520万円の内、5億円しか支払ってもらえていない藤原工業が一番かわいそうだと思います。藤原工業は仮差し押さえはしていますが、籠池氏が破産したら現金による回収のメドは無く、小学校が既に建ってる(まだゴミが残ってる可能性もある)土地を取ったところで処分にも困るでしょう。

 

 全然お金が無いのに小学校建設をしようとしていたのではないかと追及され、7億5000万円はあると籠池氏が証言した時、藤原工業の社長が部下に「(7.5億円あるなら)取りに行ってもらえるか」と言っていたのが、社長には申し訳ないですが、思わず笑ってしまいました。金があるなら藤原工業さんに支払ってあげて欲しいなと思います。

 

 8億円の値引き、設置認可が条件付き認可適当までスムーズに進んだ点については、籠池氏は当然自分に不利な証言はするはずもなく、何ら解明されませんでした

 

 具体的な証言としては、安倍総理、松井知事に対する個人的な恨みの部分だけであったのではないかと思います。

 認可適当までスムーズに進んだのは、大阪府が土地所有が無くても認可可能とする規制緩和する等、籠池氏の有利となるよう働いた事によります。

 しかしながら、結局認可を取り下げざるを得なかったのは、3つの異なる金額の契約書など、虚偽の申請を行っていた点、籠池氏の自業自得ではないでしょうか。

 

 籠池氏に一番はしごを外されたと名指しされた大阪府の松井知事も「逆恨みされても困る」というのも当然だと思います。

 

 正しくは大阪府がはしごをかけてあげたのに、籠池氏が自らはしごを外したという事でしょう。

 

 個人的には天皇陛下が来られたとかホームページに嘘を書く時点で、籠池氏は信用できません。