トランプ相場で、週刊誌などでは日経平均が4万円の史上最高値を更新するなどと景気の良い記事が多く書かれている昨今ですが、今年の日本経済は非常に危ういのではないかという観測が市場関係者の間で噂となっているそうです。

 

 というのも、紫の髪でアベノミクスを「どアホノミクス」などと罵る事で有名な同志社大学大学院教授の浜矩子氏の次年度の経済予測本が2016年に出版されなかったからだという事です。

 

 浜氏は2009年から毎年以下のようなタイトルで東洋経済新報社から高橋乗宣氏と共著で経済予測本を執筆しています。

『2010年日本経済―「二番底」不況へ突入する!』2009年出版

『2011年日本経済ソブリン恐慌の年になる!』2010年出版

『2012年資本主義経済大清算の年になる』2011年出版

『2013年世界経済総崩れの年になる!』2012年出版

『2014年 戦後最大級の経済危機がやって来る!』2013年出版

『2015年日本経済景気大失速の年になる!』2014年出版

『2016年日本経済 複合危機襲来の年になる』2015年出版

 

 2013年とかめっちゃ株価上がったんですが。。。

 浜氏の言う通りになってたら日本経済は今頃どうなっていたのかという気がしますが、それは置いておくとして、浜氏の予測本が出版されなかった2008年の末から2009年にかけてリーマンショックが起きているのです。

 2008年と同様に2016年に出版されなかったという事は、2017年はリーマンショック並の大不況になってしまうのではないかという事が市場関係者の間でまことしやかにささやかれているそうです。

 

 浜氏の真逆の方向に当たる予言がない中で、日本経済が非常に心配になってきました。