2016年は本当に激動の一年でありました。改めて、政治を中心に振り返ってみたいと思います。

 

1月 台湾総統選挙で民進党の蔡英文氏が勝利
2月 日本で初めてのマイナス金利導入
3月 民進党結党
   オバマ大統領キューバ訪問
4月 パナマ文書問題 アイスランド首相が辞任
   平成28年熊本地震
5月 フィリピン大統領にドゥテルテ氏就任
   伊勢志摩サミット オバマ米大統領 広島訪問
6月 舛添氏都知事辞任
   イギリスEU離脱(ブレクジット)キャメロン首相辞任
7月 参議院選挙     

  野党共闘にもかかわらず自民過半数 改憲勢力3分の2確保
   東京都知事選挙 小池都知事誕生
8月 リオオリンピック
   天皇陛下譲位の意向をお示しになる
   台風10号 東北で被害
9月 築地市場移転問題
10月 韓国朴大統領の友人の国政介入疑惑
    タイ プミポン国王死去
11月 米大統領選 トランプ氏勝利
12月 日露首脳会談 特別な制度のもとで北方四島での共同経済活動を実施取り決め
    糸魚川市大規模火災

 

 今年1年は年に1回あれば良いというような重大事案が頻発した年だったなと感じます。

 まず2016年の経済を見ると、年初にマイナス金利を導入しました。金融政策自体は悪く無いと思います。住宅市場が好調で三木でも住宅建設が増えているように思います。

 ただし、財政政策が弱すぎます。

 実体経済では消費増税の影響が未だに足をひっぱり、GDP成長率は横ばい。特に個人消費が低迷しています

 それを好調な雇用で何とか補っているという状況です。

 最新の失業率は3.1%とかなりの低水準となっています。これをもってなんとか優良可でいう「可」という状況ではないでしょうか。

 各国のリーダーが代わり、その外的影響が来年以降の日本経済に波及してくる事が考えられます。

 今はトランプ相場と言って円安ドル高で株式市場も好調ですが、ドル高が米国内産業にとってはマイナスになる(輸入品と国内産品の競争激化、輸出品の競争力低下)という当然の帰結にトランプ大統領が気づいた時にどうなるのかという問題があります。

 

 政治の面では、イギリスのEU離脱、アメリカファーストのトランプ大統領の誕生など、世界中で国際協調路線から自国中心主義へのシフトが強まっています。

 ヨーロッパ各国で極右(とメディアで言われる)政党が党勢拡大し、大統領になる可能性もあると言われています。

 イギリスに続いてEU離脱となるような国はまだまだ出てきかねません。

 私もEUはともかくドイツのような国と貧乏なギリシャで共通通貨ユーロの導入は無理があると思いますので、今後しばらくはこの流れは止まらないと思います。 

 

 アジアにおいては隣国韓国が毎度おなじみの政治不安。北朝鮮は核実験、ミサイル発射を繰り返し、中国は東アジア、東南アジアへの進出を強めています。

 ロシアとの連携を強めて中国の封じ込めを強めるという事も重要ではないかと考えます。

 

 2017年も日本は難しいかじ取りが迫られると思いますが、とりあえずは平和であるように祈りたいと思います。