本日、12月議会の議案の説明を受ける議員総会が開催されましたが、椿原理事兼企画管理部長の酒気帯び運転での逮捕についての報告がありました。


 新聞やTV等で報道されたため、既にご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、本日藪本市長から説明を受けた内容をお知らせします。


 まず事実経過としては以下のとおりです。


・平成27年11月18日(水)夜、市長の呼びかけで部長以上の慰労会を開催。

・1次会(10人出席、市長、教育長同席)17時30分~19時45分

・2次会(9人出席、市長、副市長、教育長同席)20時5分~22時50分ごろ(流れ解散)

・椿原理事は2次会から参加。恵比須駅近くの親戚宅に車を停め、電車で志染駅徒歩5~6分の飲食店に到着。

・市長他参加者はタクシー、送迎で帰る中、椿原理事は帰りは0時ちょうどの電車で恵比須駅まで帰り、恵比須駅近くの親戚宅の車で1時間程度仮眠する。

・その後、酒気帯び運転で自宅に帰る際に、翌19日午前1時20分頃、警察に現行犯逮捕される。(人身・物損事故、逃走などの事実はないと本人に確認したとの事です)

逮捕時のアルコール濃度は呼気1ℓあたり0.15mg

(参考:酒気帯び運転の基準値は0.15mg以上、0.25mg未満)

 藪本市長からは理事という一般職の最高位の職に就き、また、兼務している企画管理部長は職員の服務規律を指導する立場でもあり、そのような要職に就く者がこのような事態を招いた事は弁解の余地も無い。

 市民の皆様の信頼を裏切り、市役所の信用を損なう事となり、心よりお詫びします。と謝罪がありました。


 現在、椿原理事は自宅待機の状態で、処分については、警察、地裁等一定の判断が出された後で、賞罰審査会を開いた上でないと下せないという事でした。 


 一方で、市長、副市長、教育長については、道義的責任を取るため、来年1月より給与を減額します。

これについては次の12月議会の議案として挙がっています。


 ・市長 給与月額の20%減額 3か月

 ・副市長 給与月額の10%減額 3か月

 ・教育長は副市長と同様の減額


 尚、三木市の内規では酒気帯び運転は懲戒免職処分となっています。


 県内に同様の内規を定めている市は他に神戸市と加西市があります。

 しかしながら、皮肉な事に両市ともに懲戒免職処分をした後に、裁判の結果、処分が覆るという事態になっています。

 

 加西市では、課長が酒気帯び運転(呼気1ℓあたり0.15mg)で免職処分を受けた後、免職の取り消しを求めて提訴し、市が最高裁で敗訴となったため、停職9か月と処分を変更した。


 神戸市では、消防士長が酒気帯び運転(呼気1ℓあたり0.20mg)で免職処分を受けたが、市が敗訴したため、停職6か月と処分を変更した。


 私は飲酒運転による犯罪被害で友人を亡くし、自分も重傷を負った立場です。

 今回、市の幹部が酒気帯び運転で逮捕されるという事に大変強い衝撃を受けました。


法的には上述のような事例が全国的に増えてきているという報道があり、難しい所とは思いますが、職責から考えても厳正な処分が必要と考えます。

 そして、飲酒運転が繰り返される事の無いよう、職員の綱紀粛正を求めてまいります。