本日、民生産業常任委員会が開催され、所管事項に関する質疑などを行いましたのでその内容についてお知らせします。


 まずは、台風11号の被害ですが、市内の建物の被害は床上浸水1件、床下浸水(住居)2件、(非住居)3件という事です。

 農業関係の被害としては、冠水する被害が平成16年の災害以来で発生しているという事です。

 三木市はそこまで大きな被害ではありませんが、同じ県内では丹波市が「被災者生活再建支援法」の適用を受けるような大きな被害を受けています。

 

 また、広島では土砂崩れにより多くの犠牲者が出ています。被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 災害に強いまちづくりを更に進めていく事や、避難勧告のタイミングなども今後の教訓としていきたいと思います。


 健康福祉部の所管事項については、臨時福祉給付金の申請件数が報告されました。


 臨時福祉給付金とは消費税8%へ増税された事に伴い、所得の低い方(市民税(均等割)非課税世帯)に対し、1人あたり1万円が給付されます。

 ただし、そのうち、老齢・障害・遺族年金と児童扶養手当、特別障害者手当の受給者は1万5千円が給付されます


 8月15日時点での、三木市内の対象者数は10,404世帯(15,483人)のうち、申請件数は5,536件と53%となっています。

 申請期間は7月1日~来年1月5日と6か月ありますが、私は1か月半で半分というのは低いと思います。

 対象者には全員申請書を郵送されております。

 消費税が上がって生活が苦しい中、国からもらえる1万円をもらわないのは損ですので、早めに申請するようにお願いします


 同様に、子育て世帯臨時特例給付金というものがあります。これは15歳までの子供のいる世帯が所得制限限度内の場合、子供1人あたり1万円が給付されます。


 こちらも忘れないように是非お願いします。申請書を亡くした際には、市役所に問い合わせくださいませ。

 詳しくはこちらの市のHP をご覧ください。

 

 次に、平成26年度予算の大きな柱である中小企業支援の各施策の状況をお知らせします。

 

<1.住宅リフォーム支援事業>

 平成26年4月~7月の申請件数は154件と、前年同月比(136件)を上回っております。

 ともかく、住宅の新規着工は落ち込んでいるものの住宅リフォームに関しては、消費増税の影響が出ておらず、堅調に推移しているようで、安心しました。

 当事業については、当初予算1000万円を早々に使い切り、追加補正を検討しています。

 住宅リフォーム助成は補助率が10%、上限10万円です。市内業者によるリフォーム工事が対象です。リフォームの際にご利用いただければと思います。


<2.中小企業設備投資促進事業>

 中小企業、個人事業主の設備投資(機械設備、システム更新なども含む)に対して、補助率が1/3で上限300万円という非常に有利な助成制度となっております。

 これについても、6月2日~7月末までの期間内の申請で、当初予算4000万円を使い切り、足が出た6000万円分まで追加補正する予定です。


<3.中小企業融資あっせん制度>

 小規模事業者無担保無保証人資金という制度融資が、去年1年間で2件しか申請が無かったものが、今年度は4月からで既に47件にまで急激に伸びています。 

 

 その理由は利子補給、信用保証料の全額補給を行うようになったからです。(利子補給20%⇒100%、信用保証料50%⇒100%)

 利子と信用保証料の補給の当初予算が1231万でしたが、今後1115万円を追加補正する予定となっています。


 上記の中小企業支援は3つとも好評であるという事で、これらの取組による市内での経済循環によって、市内の経済成長につながっていってほしいと願っています。

 消費増税の反動減を下支えしてくれればと思います。