新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
 
 昨年も泉雄太はいかに将来に渡って三木市を元気なまちとして存続させるかを主要なテーマに政策提案・実現に注力してまいりました。
 この一年も重箱の隅をつつくような議論ではなく、前向きで建設的な議論をしていく事を、一年の始まりのこの日に皆様にお誓い申し上げます。
 昨年の政策立案などはまた改めてお知らせしたいと思います。

 さて、今日は昨年の三木市のニュースについて振り返りたいと思います。

 2013年を振り返りますと、三木市で最も大きなニュースはやはり統合病院の開業だったのではないかと思います。
 病院見学会では1万人近い人が来るなど、開院前から大きな注目を浴びました。
 見学会に参加した人からは「入院病棟がまるでホテルのようだ」と、安心して入院できるというお話を良く聞きました。

 自治体にとって公立病院の経営は財政に大きな影響を与えるという事は、かつての旧三木市民病院を見ればご理解いただけると思います。
 統合病院オープンからまだ間がありませんが、既に外来は1日800人以上、入院も1日300人以上と、初年度の計画を大きく上回る患者数となっている事は、病院経営にとっては非常に良いスタートが切れたと考えます。
 救急も十分に行える統合病院ができたという事で、三木市内の民間病院も患者を受け入れやすくなり、非常に患者数が増えているという話も議会で聞きました。市民の皆様も病院連携という事に理が進んでいるという事かなと考えます。

 一方で、統合病院は患者数が多いという事で、診療科によっては非常に長い待ち時間になっていると、市民の皆様から苦情を受けることがあります。
 私は統合病院議会議員も兼務しておりますので、対策を考えていきたいと思います。

 また、現在、外来の3人に1人が利用している直通バスについては、議会で批判的な論調があるのは確かな話です。しかしながら、直通バスの批判をした人が直通バスの帰りの便が増便できないのかと言ってみたり、何が言いたいのかちょっと理解できない部分もあり、どのように考えているのかはよくわかりません。
 
 少なくとも、私達は外来患者の3分の1が利用している現状で、利用実態に合わせた便数の見直しなどは考えなければならないと思いますが、全て廃止するなどという市民生活に悪影響が出るような決定はできません。

 次に、昨年の大きなニュースとしては、幼稚園と保育園を、両方の機能を併せ持つ「幼保連携型認定こども園」に移行する事で、子育て支援として、「保育料の無償化」と「中学3年生までの医療費完全無料化」を実現するという方針を示した事だと思います。

 昨年は幼稚園・保育所の保育料25%軽減、医療費無料化の拡大を行いましたが、これらを更に進めて完全無料化するという事です。
 三木市は昨年、子育てしやすさランキングで関西7位となったという調査結果がありますが、これが実現すれば、関西1位も夢じゃありません。

 保育料と医療費の無償化の財源の問題ですが、認定こども園は一部公立を維持しつつ、民営化を進めるという事で対処できます。
 公立の場合は全額市単独負担であるのに対して、民間の場合の負担割合は国2分の1、県4分の1、市4分の1と、市は今までの4分の1の経費で済むことになります。
 1人あたり55万円が浮いてくる中で、子育て施策を充実していく形となります。

 現在の幼稚園・保育園について、公立と私立で人数を比較しますと、私立の方が公立の1.7倍の人数となっており、私立の方がニーズが高い状況です。
 認定こども園になれば、教育だけでなく保育も行えますが、現在、教育と保育を行う保育園の方が、保育を行わない幼稚園の3倍近い人数となっており、近年の保育ニーズの高まりも見受けられます。

 保育料と子供医療費の無償化は、県内でも特に少子高齢化が進んだ三木市で、若者定住に大きなプラスとなると私は考えます。
 経済的な理由で子供の数を制限していた世帯に対する支援となり、女性の社会進出は経済成長、税収にもプラスの要因となります。

 以上のような点を市民の皆様は是非、ご理解いただきたいと思います。
 他には、これはまた後日書きますが、12月議会の私の質問で、市は現在市内に存在しない発達障害に対する療育施設を平成27年度を目処に設置するという答えもいただきました。

 私は最年少の市議会議員として、若者世代の定住支援という事を特に重視しております。働く若い世代の定住がなければ、高齢者の皆様の福祉も賄えないからです。

 この1年は三木市がかつてのような子供たちの声があふれる町になるための正念場であると私は考えております。
 三木市の子育て支援を市民の皆様も是非、ご理解いただき、今後とも、泉雄太に意見を寄せていただければと思います。
 よろしくお願いします。