昨日、昨年の京都府亀岡市の事件に続いてまたしても集団登校中の児童の列に暴走車が突っ込むという痛ましい事件が京都府八幡市で発生しました。


今回の八幡市のケースでは、暴走車が歩行者防護用の柵を飛び越えて数メートルジャンプするというめちゃくちゃな事件です。


安全な歩道を通行していた何の非も無い子供たちが、突如として大怪我を負わされるという事は、同じ交通事件の被害者として非常に憤りを感じます。


テレビでは交通犯罪に詳しい弁護士のコメンテーターが、今回のケースは現時点では2番目に罪の重い「自動車運転過失致傷」での捜査中だが、最も罪の重い「危険運転致傷」に十分なりうるケースだとコメントされていました。


 しかしながら、この2つの罪の件数を比較すると、自動車運転過失致傷が68万117件もあるのに対し、危険運転過失致傷はたった320件しか無く、非常に高いハードルがある事が紹介されていました。


 私と亡くなった友人が被害者となった「信号無視、飲酒、ひき逃げ」事件では、危険運転致死傷の判決が犯人に下されましたが、ここまで高いハードルだったのかと改めて思わされたところです。


 次の国会に提出される法改正での「危険運転の罰則強化」、「準危険運転罪の創設」、飲酒運転の逃げ得を許さない過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱罪などの制定が急がれます。


 また、京都府八幡市は私が三木市での導入に向けて働きかけ実現する事ができました「犯罪被害者支援条例」が昨年7月に成立し、同時に三木市で実施した犯罪被害者支援団体に対する「市民1人1円支援」も「市民1人2円支援」が実施されているなど、犯罪被害者支援に力を入れている、私が三木市の犯罪被害者支援策のお手本にしました先進地です。


他市の事ではございますが、行政もそういう制度をきちんと活用して、被害者支援をしていただきたいと思います。