4月6日の神戸新聞 で三木・小野にとって非常に良いニュースが出ておりました。


10月に開業する兵庫県三木市と小野市の統合病院「北播磨総合医療センター」(小野市市場町)前の院外処方箋薬局用地約260平方メートルが10億円で落札されたことが分かった。約9万平方メートルの病院敷地は計13億9千万円で購入したが、北播磨で最大規模の医療機関前という好立地で、1平方メートル当たりの単価は約1万5千円から一気に250倍以上の約385万円に跳ね上がった。同じ広さの隣接地も4億2千万円で落札され、薬局用地計520平方メートルの売却で広大な敷地全体の資金が調達できた計算だ。



 同センターは両市の市民病院を統合し発足する全国的にも珍しい病院。本館は地上7階建てで延べ約4万平方メートル。6病棟340床で開業し、2016年4月には8病棟450床に増やす計画で兵庫県内6番目の規模。

 病院敷地はもともと山林で、両市でつくる同センター企業団が小野市土地開発公社から購入。うち薬局用地として約520平方メートルを2分割し、業者を公募したところ、3月28日の入札に延べ35社が応じ、大手薬局チェーン2社がそれぞれ落札したという。

 小野市内の不動産会社によると、市街地でも1平方メートル当たり10万円程度で「そんなに高い値がつくのか」と驚いた。他地域でも病院前薬局の用地は価格が上がるが、企業団は「外来患者千人を想定する規模のほか、病院への期待感も大きいのではないか」とする。売却益は病院の運営資金に充てるという。


全体の敷地面積9万㎡のうち、わずか520㎡の売却だけで全体の用地取得費がまかなえるとは私も本当に驚きました。

1㎡あたりの単価1.5万円のなんと250倍の385万円での落札。これは東京都心の商業地並みの地価です。

地方病院の院外薬局にこれだけの投資がある事は驚きを持って迎えられています。

当然の事ながら、今回用地を購入した大手薬局チェーンは民間の営利企業ですので、10億円という多額の初期投資でも十分に採算が取れるという計算の下での決断だと思います。

つまり、民間の厳しい経営的視点からも新病院は非常に期待されているということの表れだと私も思います。


市民の皆様の命の砦として、そして、三木市の財政上も統合病院は必ず成功させなければなりません。

今回のニュースをきっかけに市民の皆様により統合病院に興味と良い病院になるという自信を持っていただければと思います。