このブログでも以前から記事にしております、兵庫県公立高校の学区再編について、実施時期や内容が報道されておりますので、取り上げたいと思います。
兵庫県教育委員会は6日、県内公立高校普通科の学科について、現行の「16」を「5」に再編する基本方針を発表しました。
実施時期は、「拙速すぎる」という批判が多かったことから、これまで検討委員会が示してきた時期よりも1年おくらせ、2015年度からとしました。
懸念されている遠距離通学などへの対応は先送りという事です。
基本方針では、受験時に第1、第2志望を選べる「複数志願選抜制度」を全学区で導入し、隣接学区の高校を受験できる「自由学区」は対象を市区町単位に広げるということです。
三木市に関連する部分では、従来の北播磨学区から、加印学区、明石学区と統合した「東播磨学区」に学区が広がることになります。
兵庫県教育委員会は6日、県内公立高校普通科の学科について、現行の「16」を「5」に再編する基本方針を発表しました。
実施時期は、「拙速すぎる」という批判が多かったことから、これまで検討委員会が示してきた時期よりも1年おくらせ、2015年度からとしました。
懸念されている遠距離通学などへの対応は先送りという事です。
基本方針では、受験時に第1、第2志望を選べる「複数志願選抜制度」を全学区で導入し、隣接学区の高校を受験できる「自由学区」は対象を市区町単位に広げるということです。
三木市に関連する部分では、従来の北播磨学区から、加印学区、明石学区と統合した「東播磨学区」に学区が広がることになります。
また、新しい自由学区の設定によって、三木市から神戸市西区、神戸市北区への受験が可能になりそうです。
しかしながら、自由学区については三木市のうち、隣接する吉川地区の保護者の皆様からの要望の多い、三田市の高校への受験はできない方針のようです。
私には加古川の高校に電車バスを乗り継いで通学していた友達の体験談を聞いたのでよくわかりますが、加古川、明石には通うのは本当に大変です。
神戸市西区、北区の高校は実質的には、神戸電鉄で行けるところしか通学は難しいと思います。
通学したいという声があがっている所は通学を認めず、通学しにくい所に学区を広げるというのでは市民の皆様にはほとんどメリットを感じないのではないでしょうか?
その他の問題点としては、遠距離通学などへの対応は先送りという中で、広がった学区での「複数志願選抜制度」の導入で、第1、第2志望を不合格となった三木市の生徒が、加印学区、明石学区の高校への合格が勝手に選ばれて意図せざる遠距離通学が発生する可能性がある点があります。
私は「学区を広げるなら、中途半端なことはやめて全県1学区ならまだ納得できる」と、市議会でも発言しましたが、こういう事なら何のための学区再編かという思いがします。
現状のままなら、少子化による将来の統廃合を見据えた処置と見られかねないのではと私は思います。
「学区再編は何のためにやるのか」という事もしっかり説明しなければならないと思います。
高校行政は県教委の所管ではありますが、県下市町の教育委員会の声も聞きながらすすめていくという事でしたので、各自治体の声もきちんと聞いていただくように、三木市教委を通じてしっかりと働き掛けていきたいと思います。
まずは、私自身まだまだ不勉強ですので、現在の三木市の高校生の通学先、通学時間等のデータや、周辺学区の高校のデータ、将来の学生人口等を見て勉強し、今後の影響を見極めたいと思います。