遅くなりましたが、金曜日に開催された第4回の市当局との意見交換会について記事にしたいと思います。
議題1 別所ゆめ街道について
議題2 神戸電鉄への支援について
別所ゆめ街道については、別所を三木の西の玄関口とするまちづくりの計画で、三木鉄道跡(全長約5キロ)をハーブなどの植栽で彩られた遊歩道にして、途中にカフェや休憩所、ハーブの加工場を設けるというものです。
まだまだこれからの計画ですが、私は、今注目されている田園観光の推進するため、ハイキング人気が高まっている中高年世代にアピールできるハイキングコースとして、小学生には加工場の見学を含めた遠足ルートとして、不足が無いもの、神戸電鉄とセットのにして欲しいと意見を述べさせていただきました。
神戸電鉄の支援についてですが、新聞にあったとおり、市長の説明では、存廃についてはまだまだ流動的のようです。そして、神戸電鉄としては上下分離案を求めてきているという事です。
今後、12月末を目処に神鉄の考え方が明らかになると思います。
神戸電鉄の上下分離案では三木市に40億円の負担があるとされておりますが、私はタダ同然でなければ上下分離案に乗る事は到底できないと考えています。神戸電鉄のために三木市がつぶれる事になりかねません。
三木市は廃線による地価の下落の影響が7%であり、固定資産税の7%分、6300万円の範囲内の6000万円の助成を検討しているという事です。(三木市が神鉄から徴収している固定資産税額は5300万円という事です。)
都市経営としては撤退して減少する部分を考慮すればプラスマイナスゼロ(実際は地価だけでなく、人口減少があるのでものすごいマイナスになるとは思います)で、未だグループ全体が黒字の神鉄にこれ以上は出せないと私も思います。
会議では先日の記事に書いた、疑問に思っていた部分を質問しました。
沿線市以外の北播磨の市町の非金銭的支援って一体何ですか?
態度を保留している沿線市である神戸市、広域自治体である兵庫県はどうしているんですか?
という事です。
今、三木市と小野市だけが金銭を含めた新たな支援を表明している状況です。
沿線市以外の北播磨の市町は、金銭支援の住民の合意形成が得られないという事で、利用促進に向けた意見提案を行うということでした。
利用促進という事なら、既存の粟生線活性化協議会という枠組みがあり、そちらへの負担をしてくれないのかと質問しましたが、それもできない。要は口だけ出すという事のようです。
沿線ではなくても、三木市はJR加古川線の電化を支援しましたが、今度は無理のようです。
私は本命は沿線市である神戸市と広域自治体である兵庫県であると思っています。
今は態度を保留しているが、粘り強く交渉していくという事です。
神戸市にも署名活動があると聞いています。存続のための超党派の議連もあるようです。
兵庫県には三木市民4万8千人の存続を求める署名が提出されています。
金銭支援が全てではないですが、少なくとも、沿線市と、兵庫県が足並みをそろえなければならないと思います。
戦略会議の会長としては思い通りに行かない、非常に苦しい立場だと思いますが、粘り強く交渉していただくように市長にはお願いしました。