まだ、詳細については聞いておりませんので、報道で出たものからお知らせいたします。


昨日、第3回の神戸電鉄粟生線存続戦略会議が非公開で開催され、阪急・阪神HDの支援を前提として、三木市・小野市が1億円の支援を表明しました。


財政支援の内訳は、三木市が6千万円、小野市が4千万円。

三木市は粟生線が廃止されると地価の7%が下落、固定資産税の減収が6300万円と見込まれる事を試算の根拠とし、小野市は粟生線から得られる固定資産税の相当額を根拠としています。


神戸電鉄は年間2億円の収支改善策を示しましたが、三木、小野両市は更なる上積みを要求したとの事です。

三木・小野以外の北播磨の4市町は金銭面以外の支援をすることで了承されました。

沿線市の一つである神戸市、広域自治体である兵庫県は未だに態度を保留している状況です。

小野市の蓬莱市長は「十分に市の意見を出した」として会議からの脱退を表明しました。


 三木市、小野市の支援については、税金の投入というより、固定資産税の減免、税金を徴収しないという意味合いであると思います。


 私の考えを述べると、三木市全体の利益を考えると、人口減少を続ける中、代替輸送も無い(バスの輸送能力は鉄道と比較にならない)中で、今後更なる、人口減少、景気・税収の低迷、地価の悪化等の影響を考えると、三木市に唯一残った鉄軌道は、最悪の場合、税金を投入してでも残すべきだと思います。

 しかしながら、神鉄全体としては黒字である中、安易な税金の投入は避けるべきで、まずは神鉄の自助努力と、有価証券報告書 を見れば分かるとおり、大量の役員を送り込んでいる筆頭株主阪急阪神HDの支援がありきの話であると思います。

よって、今回表明した程度の助成に留めるべきだと考えます。


 詳しく話を聞いているわけではないですが、三木市・小野市以外は金銭面以外の支援、態度を保留と、何をするのか、何ができるのかわからない状況です。

小野の蓬莱市長も脱退したのはこういう理由からではないでしょうか?

金銭面以外の支援って何でしょうか?


態度を保留しているい兵庫県に対しても、三木市民48000名の署名が届いたはずです。

沿線市の神戸市でも、存続の署名をしていると耳に挟みました。

態度を保留している両者も、市民・県民の声を聞いて、足並み揃えた支援を是非お願いしたいと思います。