わたしがヨーロッパで生活をはじめるときに選んだ食器がロイヤルコペンハーゲンでした。こちらでは買えない(最近は買えます)アジア向けの商品、例えばお茶碗や湯飲みなどは日本へ一時帰国したときに買って持ってきました。必要なものを厳選して揃えました。もちろん、すべての食器がロイヤルコペンハーゲンなわけではありません。日本から持ってきたケーキ皿やこちらで買ったイッタラのティーマなどもあります。

 

おうちにある食器類はどれもお気に入りで、毎日使っています。わたしはお客様用の食器があるうちで育ちました。おうちで法事をすることもあり、人が集まって食事をすることは珍しいことではありませんでした。それが当たり前で、とても大きな食器棚があるだけでなく、年に1、2回しか使わない食器は紙に包んで箱にしまうということを手伝ってきました。何枚も同じ柄、同じ大きさのお皿がありました。お刺身用のお皿や茶わん蒸し用の器もあったのを覚えています。

大学院生として関東で一人暮らしをしているは、実家にあったものや人から譲り受けたものなどを使っていました。その頃から、いつか自分のお気に入りの食器を毎日使う生活がしたいと思い描いていました。それがヨーロッパに住むようになって叶いました。

ヨーロッパに引っ越したときがとてもいいチャンスでした。もちろん、失敗もあって、いまでは手放してしまった食器もあるし、ほとんど使っていない食器でまだ手放せないものもあります。でもいまは、毎日の簡単ワンプレート朝ごはん(23㎝のプレート)、おうちカフェ、晩ごはんと大好きなお気に入りの食器を毎日使っています。

このブログのタイトルにもありますが、わたしが毎日自分のためにロイヤルコペンハーゲンを使う理由は、「自分で選んだ好きなものとお気に入りに囲まれて笑顔でいたい」という気持ちからだと思います。自分を大切に扱うこと、自分を笑顔にすること。毎日お気に入りの万年筆を使ったり、お気に入りの服を着たり。毎日の繰り返して幸せを感じられる生活をこれからも、続けていきます。