中学生のときに、はじめてホームステイをしたのがオーストラリアでした。その後アイルランドやアメリカでもホームステイをしましたが、縁があったのかオーストラリアで仕事が決まり、最初に長期で海外生活をしたのもオーストラリアでした。1年間、ホームステイをしながら仕事をしました。

男の子が2人いる家庭でしたが、とっても居心地がよかったです。ホストマザーとは本当にいろいろな話をして、その後のわたしにさまざまな影響を与えてくれました。ホームステイだったので、私専用のキッチンがあったわけではありませんが、ホストマザーはあまり料理好きではなかったので、ときどきキッチンに立っていました。よくリクエストされたのはお好み焼きやカレーでした。喜んでくれるのが嬉しくてときどきつくっていました。いい思い出です。

オーストラリア滞在は、大学院修士課程を終わってからの1年でした。帰国後、紆余曲折がありましたが、結局博士課程に進学しました。学会でオーストラリアに行く機会があって、また会いに行きました。その後、オーストラリアに行く機会はありません。いつか再会できたらいいなぁと思っています。

いまは自由に使えるキッチンがあるので、自分で好きなときに好きなものをつくって食べています。秋は、たくさん美味しい食べ物がありますね。日本がとっても恋しくなります。新米も美味しいし、秋刀魚も大好きです。キノコ類やさつまいも、かぼちゃもいいですね。なかなかこの時期に日本に一時帰国することは難しいのが残念です。でも、今年は栗拾いができたので、栗を入れた炊き込みご飯をつくりました。

栗は皮をむいて冷凍しておいたので、そのまま入れます。ほくほくでとってもおいしくできました。枝豆をきらしていて彩りがよくありませんが、緑のお野菜は別皿で用意したのでよしとしましょう。自分でつくると、好きなだけ栗を入れられるのがいいですね。とっても贅沢な炊き込みご飯になりました。

料理はわたしの大切な趣味の1つかなぁと思うようになりました。気分転換にもなるし、とっても楽しい時間です。特に上手だとは思いませんが、海外生活でも自分の好きなものをつくって食べられるのは幸せなことです。もちろん我慢していることもあるけど…。食の楽しみはとっても重要です。食べ過ぎに注意しながら食欲の秋も楽しもう。