シニアのやる気なくなる問題、
定年制廃止だけでは解決しない?
今日(3/25)の日経新聞、夕刊からです。
現実味を帯びる定年廃止論
やる気を引き出す工夫が必要
定年制にスポットしすぎかもしれません?
定年が問題のひとつかもしれませんが、
本質はそれだけではないと思います。
最大の問題はある日を境に激変する処遇、
同じ仕事であってもいきなり給料大幅減になる、
仕事がラインから外される、急に仕事がなくなる、
そういった年齢一律の対処ではないでしょうか?
これは定年が無くなっても、定年延長でも、
雇用延長でも状況は大きく変わらないように思います。
一律給料半分だとか、時給制になるとか、
仕事が無くなるとか、変化が激しすぎるように思います?
個人にあった働き方や処遇になっていないことが問題が故に、
多くのシニアがやる気をなくしているように思います。
ただこの背景にはメンバーシップ雇用や年功序列、
横並び給与、役職定年制、年金制度の破綻、
会社はいったん採用した社員の解雇が難しい日本の雇用環境など
問題に繋がる過去から続く日本特有の習慣があるわけで、
これらをモーラしたセットでの対策を打たずに、
単に定年制だけを廃止したとしてもうまくいかない?
定年制廃止は終身雇用のリセットと併せて考えないと
働かない人がたくさん会社にぶら下げってしまう?
→ 雇用者側にも、厳しい側面も受け入れる覚悟が必要です。
シニアの雇用に関わる種々の問題、実に複雑で
単純に定年制だけを廃止してもうまくいかない、
そう思います。
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