女子教育の意義 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

女子教育の意義

 

 

 

今日(5/16)の日経新聞夕刊

受験のリアル(大学編)からです。

 

『女性だけの良さ』 貫くが故

 

一見、何を言っているか分からないタイトル?

女子大が安易に共学に変わってまでも存続するのではなく、

大学設立の初心に帰り、廃校になるのもまたプライドである!

そんな意味が込められているようです。

 

女子大が学生の募集を停止、

実質上の廃校になる事例が続いています。

 → 直近では恵泉女学園大

 

 何故、共学化しないで廃校の道を?

 

単純にはそう思ってしまいますが、

あえてそうしない裏には、女子大の良さを殺して

共学になって存続期間を延ばすよりも、プライドを貫く

女子教育に掛けた思いがそこにあるように思います。

 

女子大には女子大としての良さがあり、

一部の人間はその価値を認めています。

安易に変わってくれるな、そんな意見があるようです。

 

それを示す、女子教育が優れた成果を出している

証拠と言われるのが今年の東大理IIIの合格者輩出率です。

東京の女子高御三家の一角である桜蔭女子高がトップとなり、

初めて女子高が灘、開成、筑波大付属駒場を抜いたそうです。

 

桜蔭女子高の東大理III合格者:13

灘校:10人、 駒場:6人、 開成:6

東大理IIIの募集人員:97

 

誤解のないように説明すると、

桜蔭女子高は3人に1人が医学部指向、

それが故に東大理IIIを目指す生徒が増えました。

一方、男子高の方は成績優秀者が東大理IIIを目指す

旧来の偏差値重視から抜け出し、東大理IIを目指す

生徒が増えたと言うことです。

ちなみに灘校のトップは京大に進学しています。

これはとてもいい傾向で、医者になる人は成績がいいからではなく

医者になりたいが故に医学部に進学すべきで、

この辺りは普通になってきたと思います。

それでも桜蔭女子高の学業成績は素晴らしいと思います。

 → これから女医さんが増えますね!

   女性は優秀な方が多いと思います。

 

女子大に話に戻して、女子大教育の良さは

女子に特化した教育環境ができること

男子を気にせず自由に振る舞えるメリット

男子がいない故にリーダーシップも取りやすいこと

それでいて必要な女性目線での教育を行えることは、

共学にはないメリット

あると思っています。

 

女子大が存続を目指して共学化するよりも

女子大は初心に戻り、女子教育のメリットを

『良妻賢母型教育』に変わる

新たな何かをジェンダーレスの時代に

創設することこそが生き残れる道だと思います。

 

女子大教育には大いに期待しています!