心理学の一分野、環境心理学 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

環境心理学に注目!

 

 

 

 

最近景観問題に注力している背景に

環境心理学と言う学問分野があります。

 → これを修士論文の根幹理論にしようと思っています。

 

何故、環境心理学かと言うと、

近年の科学技術の進歩が良い面だけでなく

たくさんの問題を醸し出しているからです。

 

特に気になっているのが太陽光発電、

この技術が意外に一般的な方々からの印象が悪く、

本来の良さ(再生可能エネルギー、CO2排出なし)が

若干しぼんでいる印象があります。

 

環境心理学は、人間と環境をひとつのシステムと捉える実証科学で、

特定の環境とそこで行動している人間を互いに影響を及ぼしあう、

分けることのできない構成単位と考え、その関係を研究する学問で、

この環境には物理的環境だけでなく、社会的・対人的環境や

文化的環境を含むとあります。

 

環境心理学には狭義広義2つの捉え方があります。

 

狭義は心理学の中にあり環境問題を扱う、

主として応用心理学(心理学の原理や発見を現実生活に

役だてようとする領域)の一分野に位置づけられます。

 

広義は心理や建築、土木、都市計画、地理、社会等、

諸科学間の環境と言う共通項を扱い、

学際的分野では『人間環境学』とされ、

高度経済成長による環境問題(自然破壊、公害、資源枯渇)に対して、

工学だけではなく社会科学的なアプローチが求められ、

心理学・行動科学者の行動科学的、

心理学的アプローチが環境心理学として結実したそうです。

 

結構奥の深い学問なのです。

ただ、2000年以降は大きな進展はなく、

公害問題に端を発して広がった経緯があるような印象です。