環境心理学に注目!
最近景観問題に注力している背景に
環境心理学と言う学問分野があります。
→ これを修士論文の根幹理論にしようと思っています。
何故、環境心理学かと言うと、
近年の科学技術の進歩が良い面だけでなく
たくさんの問題を醸し出しているからです。
特に気になっているのが太陽光発電、
この技術が意外に一般的な方々からの印象が悪く、
本来の良さ(再生可能エネルギー、CO2排出なし)が
若干しぼんでいる印象があります。
環境心理学は、人間と環境をひとつのシステムと捉える実証科学で、
特定の環境とそこで行動している人間を互いに影響を及ぼしあう、
分けることのできない構成単位と考え、その関係を研究する学問で、
この環境には物理的環境だけでなく、社会的・対人的環境や
文化的環境を含むとあります。
環境心理学には狭義と広義の2つの捉え方があります。
狭義は心理学の中にあり環境問題を扱う、
主として応用心理学(心理学の原理や発見を現実生活に
役だてようとする領域)の一分野に位置づけられます。
広義は心理や建築、土木、都市計画、地理、社会等、
諸科学間の環境と言う共通項を扱い、
学際的分野では『人間環境学』とされ、
高度経済成長による環境問題(自然破壊、公害、資源枯渇)に対して、
工学だけではなく社会科学的なアプローチが求められ、
心理学・行動科学者の行動科学的、
心理学的アプローチが環境心理学として結実したそうです。
結構奥の深い学問なのです。
ただ、2000年以降は大きな進展はなく、
公害問題に端を発して広がった経緯があるような印象です。