切手、北斎の富嶽三十六景 No.40 尾州不二見原 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

切手、北斎の富嶽三十六景

    No.40 尾州不二見原


 

 

1968107日発売(900万枚)

 → 北斎画の第六弾、発行枚数が前回から100万枚増

 → シートは10枚組です。

 


 

愛知県名古屋市郊外の富士見原を描いており、

武家屋敷が置かれた名勝地として知られていたそうです。

丸い桶を通して見える三角の富士、「桶屋の富士」とも呼ばれ、

桶や人物描写が細かく描かれています。

幾何学的構図を好んで使った北斎の特徴がよく分かります。

 

裏話ですが、近年の地理学的調査によると

実は富士見原からは富士は見えなかったと結論されています。

富士に似たような山の風景はあったそうで、

実は南アルプスの聖岳だったようです(驚)。

描かれていたのが富士であったのかの真相はさておき、

北斎の富士はこの絵に描かれている通りであり、

北斎の心の中には富士は見えていたとするのが

夢があり、情緒深くて良いように思います。

 

北斎画には夢も描かれていたと言うことです!