切手、北斎の富嶽三十六景 No.13 隅田川関屋の里 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

切手、北斎の富嶽三十六景

  No.13 隅田川関屋の里

 


 


 

1966106日発売(900万枚)

 → 北斎画の第四弾、発行枚数が前回から300万枚減

 → 発行枚数はどのように決めているのか?

 → ここから額面が50円になっています。

 → シートは10枚組です。


 

関屋の里は現在の京成線の関屋駅付近、

千住仲町から千住関屋町付近一帯です。

 

3人の武士が描かれている図柄は、その武士が同じいでたちであり、

馬に乗っての爆走が表現されています。とは言え、着物や馬の配色が

異なっており、躍動感のある雰囲気を感じることができます。

遠景に小さく描かれている赤富士の姿にも注目です。

 

何故、この図柄が記念切手として選ばれたのです?

実は興味深いことに、富嶽三十六景を採用した196369

代表作の『凱風快晴(がいふうかいせい)』通称「赤富士」、

山下白雨(さんか・はくう)」を抑えて

この『隅田川関屋の里』が選ばれている不思議です。

 

よくよく調べてみると、上記の2つの富士山画は

普通切手で使われており、あえて避けたのではないかと?

 → 第一次新昭和(1946~47年)1円切手

 

この2枚を除いたとしても、まだまだ名な図柄はありますので、

あえて『関屋の里』である必要はないかもしれませんが、

これは当時の方々の好みだったのかもしれません(笑)?