切手、北斎の富嶽三十六景 No.42甲州三坂水面 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

切手、北斎の富嶽三十六景

 No.42 甲州三坂水面

 


 

1965106日発売(1,200万枚)

 → 北斎画の第三弾、発行枚数が前回から350万枚増

     シートは10枚組です。

 

 

 

山梨県笛吹市の御坂(三坂)からの河口湖と富士の風景です。

中央には夏の赤富士が描かれており、河口湖の湖面に反射して逆さに

富士が見えることから「逆さ富士」としても有名です。

 

特徴的な描写は、湖面に映し出された富士が雪をかぶった冬化粧であり、

夏の富士山を単純に描いたわけではなく、

現実にはありえない未知の世界が広がっています。

 

加えて、水面の富士は線対称ではなく点対称の位置に描かれており

何気なく見ると違和感が無いのですが、

この水面への描かれ方も空想の世界です。

 

北斎の天才的な描き方は、

こう言ったところを細かく見ていくことで実感できます。

この絵柄が切手の国際文通週間に早くから採用されたことは

とても納得がいくわけです。