学生が持つ環境対応能力が就活の成否に繋がる
今日(3/14)の東洋経済 on Line からです.
コロナで就活が大変な人と苦にならない人の差
出遅れた学生はリスクがどんどん積み重なる
コロナの影響がここまで長引くと経済活動はもとより,
今が最も大切な時期である就活への影響は見逃せません.
どんな影響があるかと言うと,
<コロナウィルス問題が就活に与えるであろう影響>
1. イベント会社が主催する合同企業説明会の中止
2. 大学に訪問して開かれる個別企業説明会の中止
3. 説明会や選考の対面からWebへの置き換え
4. OB・OG訪問(ゼミ・指導教官への)の自粛
ただ,全ての学生にネガティブな状況ではないようで,
3月1日の就活解禁時点で、内定を手にしている学生は
15.9%(前年度:13.9%) → 今年は上がっている!
その背景にはインターンシップに依存した
早期選考が進んでいることがあげられます.
学生が内定を得た企業へのインターンシップ参加経験は
内定企業の69.3%にもなり,ここで実質的な
学生と企業のお見合いが行われているということです.
であるとすると,インターンシップへ参加しなかった学生,
もしくはそれを就活に関連付けられなかった学生は
それがうまくいっていった学生との差が広がるわけで,
その格差は年々大きくなるということのようです.
あとは,Web依存を大きく進められる学生と,
そうでない学生との差も広がるように思います.
これは単にネットに精通しているか否かではなく,
ネットを介した情報源を如何に上手に利用できるかの差です.
ネットを介した学生と企業を繋げるお見合いの場が
昨今では多々出てきています.企業側からも積極アプローチしています.
これを活用できている学生は国立の旧帝大クラスでは3割強,
それに対して他大学では10%弱と,遅れがあるとのことです.
多面的な情報収集ができる学生はどんどん前に進むのですが,
できないと取り残されてしまう現実が広がっているようです.
旧来以上に学生の積極性と能力の差が
顕著に就活の成否の差に繋がるということだと思います.
コロナの影響一つをとっても,乗り切る学生の環境対応能力が
その差を従来以上に広げてしまっているようです.