人事管理のリテンション(離職抑制) | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

人事管理のリテンション(離職抑制)

 

今日(10/12)の日経新聞 『今を読み解く』 からです.

 

 人手不足時代の企業人事

  変化受け入れる柔軟思考を → 働き方も変わる

 

そもそもリテンション(Retention)は

経営学(マーケティング)では『既存顧客維持』としてなじみ深く,

新規顧客の獲得に対し,既存顧客との関係を維持することが,
事業拡張の必達事項です.新規顧客の獲得は

既存顧客を維持するよりも難しいと言われていますが,

最近はそうでもなくなっており,共に喪失してしまうと

その企業は破綻するわけです.

 

英和辞典を引くと

  保留、保有、保持、維持、保持力、記憶()、分泌閉止

 

人事でいうリテンションは,企業にとっての離職抑制,

優秀な社員を辞めさせない様々な施策のことを意味するようで,

最近ではリテンション戦略、リテンションマネジメントと言われています.

 

特に注目されている昨今の課題は,若手社員の早期退職抑制です.

 → 中高年はその対象ではない(涙)?

 

離職率が上がると,それまでに社員に投資した教育費や諸経費が

全くの無駄になるばかりか,不平不満をSNSにばらまかれてしまい,

会社の評判も下がってしまいます.

 → 機会があれば,の転職サイトでの自分の会社口コミを

   読んでみると面白いですよ.書かれている内容,結構当たっています.

   会社にいると本音は言えませんので,実際に社員がどう思っているか,

   見えなかった会社の実像が見えてきます!

 

最近注目のリファラル採用は,社員による採用仲介で,

社員の満足度が低い場合には機能しない制度です.

 → 社員に不満があれば,友人を引っ張らないし,

   辞めてしまいたい会社に何かしてあげようとは思わないので!

 

よく聞く言葉に,

 

 『募集をかけてもいい人が集まらない.』

 

 『採用してもすぐに辞めてしまうので困っています.』

 

そんな発言が出ている場合は,自身の会社に問題がある可能性が高く,

その問題点を拾い集めて対処する必要があります.

でも,案外それができていない会社が多いような印象です.

 

リテンション戦略には何が必要か?

 → 労働者に気持ちよく働いてもらえる環境づくりが必須!

 

給料を払っているから文句を言わずに働け! では

もはや社員がついてこないことも認識しておく必要があります.

全てがお金で解決できるわけではない時代になっています.

 

でも,人事部のトップがそんな大事なことに気付かない場合も多く,

会社における人事組織や制度は,会社の根幹的部分でもあり,

人材配置を間違うと致命的な結果を導きます.

 

人事を科学しなければ時代だとも言えます.

 → 『日本の人事を科学する』 大湾英雄著

    読む価値がある1冊でした!

 

https://ameblo.jp/izumi-sg-0805/entry-12504301366.html?frm=theme