銀行が力を入れている理工系学生の採用
今日(1/23)の日経新聞 迫真に迫る
『就活戦線 異状あり3』からです.
メガバンクも東奔西走 → 銀行の新卒採用,特に理工系
文系学生にとってのメガバンク就職は
希望者も多く,競争率が高いことは周知です.
ただこれを理工系学生に限って議論すると,
最近でこそIT系業務,システムの知識が必要ということで,
ニーズとシーズの対応が具体化されています.
それでも,理工系学生の銀行就職は一般的ではないと思います.
理系学生の就職先としては製造業が主流だと思います.
その流れに若干の変化が出てきているとのことです.
昨今,メガバンクが採用に力を入れているのが理工系学生の採用
特にITを使う新たな金融として注目されている『FINTECH』
ここに優秀な学生を必要とする背景が出てきているとのことで,
技術系のインターンシップに力を入れだしているそうです.
我々中年世代においては,特に銀行に就職することは考えなかったですね.
理工系の大学を卒業して銀行に就職した同世代は,
学年を前後して振り返ったとしてもほぼ皆無でした.
とは言え,小生は学生時代が京都にいたので,
その時大きな話題になった話がありました.
『京都大学工学部で初の銀行への就職者が出た!』 でした.
京大初だったと,京都中で噂になったように記憶しています.
→ ちなみに小生は京大に友達はいましたが,
自身は関連ありません!
みんな首をかしげて,『なぜ理系から銀行に?』
そんな時代だったわけです.ATMは当時もありましたが,
これはIBMのメインフレームで構築することが当たり前,
銀行のシステムを作る人はIBMのようなシ会社で
ステム系エンジニアになるか,ATM端末を創る沖電気,NEC 富士通等に
就職することが普通でした.
銀行に就職しても理系専門を生かせる業務はない?
そんな認識が一般的だったと思います.
→ 情報工学科というセグメントも,あるにはありましたが,
学部として独立しておらず,電気・電子工学科の一部,
まだまだ主流にはなっていなかったと思います.
とは言え,現在の理工系学生が銀行に目が向くかですが,
どうせシステムをやるのであれば,あえて銀行に行くよりは
やはりシステム系IT企業の方が自由だし給料も高い,
もしくは外資系コンサル企業に就職する方が
先々を考えてもお得感があります.
銀行はお堅いイメージと,出世競争に関わる人間関係の難しさが
TVドラマ等で出来上がりすぎている?
理工系学生が銀行,メガバンクだったとしてもどの程度興味を示すのかは
非常に注目するところです.