40歳定年制 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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40歳定年制

今日(12/13)の日経新聞 ポスト平成の未来学 からです.

 人生100年 職は変えるもの
  0歳の君へ 学び直しで三毛作

既に人の寿命が延びて,『人生100年時代』と言われて,
この言葉が常識化されだしています.当たり前に!
であるとすると,これまでの日本人の働き方,
1つの会社で働き続けるというのは現実的でない,
そもそも1つの会社で100年人生の多くを面倒見切れない,
そのためには個々の働く人たちが定期的に切り替える必要があり,
そのタイミングを20年程度と考えると
新卒で『定年40歳制』を考えるべき時代が来たと言われています.

最近の働き方で,60歳を過ぎての定年延長は
慣れた職場で働けるという気楽さ,給料は下がるが無理しなくて済む,
働く人にとっては都合のいい制度ではありますが,
残られる側(会社やその人を受け入れる部門)には
困った側面もあります.給料がどうせ下がるのであれば,
一生懸命働く必要はない,それなりにやろうと言った職環境としては困った考え方に至り、
職場の若い人にとってのやる気をそいでしまうことがあるからです.
この問題は多くのメディアを通して指摘されていますが,
明確な打開策は現在までに打ち出せていません.

そういった状況下であれば,働き盛りの40歳
20年毎に定年を儲けて仕事を変えることを常識化しよう,
労働力にもっと流動性を持たせるべきだという考え方が
現状の問題打破に繋がるのではということです.

 ひとりでも稼ぐ力がある人が集まった会社が理想

働けない人が働ける人,頑張っている人にぶら下がるのではなく,
自立を目指して,自分の食いぶちは自分で稼ぐ,
こうなってこないと,儲かっている会社でも現状のまま何もしないのであれば、
いつかはぶら下がる人が多くなる将来が訪れるので
必ず破綻してしまうので,それを防ぐ何らかの施策が必要です.

40歳定年制で20年ごとに区切ると,
人生は三毛作になるべきとの提唱が紹介されています.
40歳,60歳で区切りをつけて2回の定年,
その都度必要な知識をつけて,スキルアップすることを前提に
働けるまで仕事を続けると,定年という言葉すらなくなるだろう,
そうなることが本来のヒトの生き方のように思えますね!

そもそも定年という概念は個人差があるのに,一律年齢で切ってしまう,
特に50歳を超えると労働力としての価値がなくなるような見方をしがちな
今の労働環境,職業観にはとても不満です.

 まだまだ働けるのに,何故もっと働かせてくれない...

こういった不満を持っている中高年は結構多いと思います.
40歳定年制,人生三毛作,定年という言葉の消滅,
とても大事なこれからの概念だと思っています.