優秀な社員は育てるべきもの! | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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優秀な社員は育てるべきもの!

今日(10/12)の日経新聞,私見卓見からです.

 高卒の力 引き出す工夫を

今日の執筆者は武蔵野銀行頭取の加藤喜久雄氏,
氏は銀行業界では極めて珍しい高卒の頭取です.
初対面お方は驚かれることが多いと言われていますが,
そりゃそうですよね...と言ってしまいます!

銀行は典型的な学歴社会,大卒であっても学歴フィルターによる
選別が極めて激しい業界で,高卒で頭取にまで登りつめた事実は,
武蔵野銀行は真の意味で学歴不問だということでしょう.
実力主義だとも言えます.

実力次第で頭取まで,誰であっても出世できる可能性があることは,
多くの人に希望を与える事実かもしれません?
高卒だけでなく,大卒だってそう考えるように思います.
 → ただし,出世に興味のない人も多いので,そういった方々は
   この希望を持てる対象とは別次元になります(笑).

ここで,加藤氏が云われている課題として,大卒に比較して,
職業選択に対する高卒の意識の低さがあげられます.
それに対しては,大卒以上のフォローアップが必要だと述べられています.
簡単に言ってしまうと,就職指導の先生が云うがままに就職先を決め,
職への適性と言った自身の判断を経ることなく,
結局はミスマッチで辞めてしまう,そんな不幸な成り行きを
会社の人材育成システムで賄っていくことが重要だということです.

どうしても大卒の採用に注目が集まりがちですが,
大卒と高卒はおおよそ半々,であれば,バランスよく人材を採用,
社内システムで育てていくことで優秀な人材に育てれば,
大卒にこだわる必要はないように思います.

そもそも,学歴とは何ぞや?
これは世間的な感覚に基づく,ヒトの選別方法ですが,
大きな傾向はそれなりに正しいのかもしれませんが,
ミクロな視点で見ていくと,案外例外は多いものです.
三流の大卒社員よりもよっぽど優秀な高卒社員は
結構な比率で存在していることに気づきます.

要は,社員をどう育てていくか,
優秀な社員は作るべきものだということでしょう!
ここが一番大事です.大卒社員も同じ,優秀になるように育てるべきです.
これをうまく行っていける仕組みのある会社こそ,
将来にわたって優良企業として生き残れるように思います.

ヒトを採用する視点,優秀な社員を採用することに固執するのではなく,
優秀な社員にしていく姿勢を持つべきだと思います.
一般論で議論し過ぎると大きな失敗を犯してしまうかもしれません.