自分の説明書の作り方 2010 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

イメージ 1

自分の説明書の作り方 2010
―就職活動を貴重な体験とするためのキャリアプランニングのススメ (2010)
(東田晋三著 /近代科学社)

自己概念形成と社会環境への順応を両立することが就活の成功に!

最近,キャリアとは何なのか?自問自答しつつ,
これまでの考え方(若い時からキャリアを重ねていくに連れて)が
変わってきていることを実感しています.

 失敗を歓迎し,そこから学ぶことを大切にしよう!

 キャリアプラニングは,自分の思ったようには
   いかないものであることを覚悟しよう!

 キャリアプラニングは一度きりのものではなく,
 一生のうちに何度も行うことになる.

 その過程で変わらざるものと(キャリア・アンカーと推察),
 変化するものが見えるようになる.

学生向け就活本として執筆されており,良く整理された内容だと思いました.
定年間際の中年社会人にも響くところがある内容です.
筆者は「キャリアマインド」というものを定義付けており,
この考え方はシャインの「キャリア・アンカー」&「キャリア・サバイバル」
に通じるものがあります.

自己概念の実現と社会環境への順応を両立しなければならない.
これは単にやりたいことを目指すだけではなく,
社会環境への自身の適合性も加味した活動である必要性を掲げており,
それをなすが故に就活での活路が拓けると思います.

第10章の「よくある質問に答えながら」は,
就活に悩んでいる学生諸子には役立つコメントが出ているように思います.

筆者も日々,こういった学生からの質問に答えつつ,
キャリア教育に携わっておられるであろうことを推察します.