心理的安全
昨日(6/15),メンタルヘルス研修での話題からです.
『心理的安全(psychological safety)』が業務に当たり,
生産性を上げる大きな要因であることを教えていただきました.
2012年,Googleは生産性向上を目的に調査を開始しました.
→ 生産性の高い組織における共通項の抽出です!
ただ,当初の予想に反して難航した調査は,
意外な結末を導いたそうです.何故なら,
生産性の高いチームに共通する要因が見いだせなかったからです.
結局のところ、見出された結論はメンタル的な要因であり,
『他者への心遣いや同情,配慮や共感』 でした.
この結果から 『心理的安全性』 が導かれたとのことです.
心理的安全とは,本来の自分を曝け出したとしても,
それを受け入れる環境があり,
こころの安心・安全が感じ取れる状況や雰囲気が醸し出され,攻撃されることはありません。
こういった状況下に置かれている組織ほど高い生産性を発揮しているそうです.
本来の自分を曝け出しても受け入れてもらえる安心感とは,
本音が言えない環境との反対側を示しているようで,
よく言われる,『相手を見て本音を言えよ!』 みたいな職場は,
そうなっていないと思えます.これが最終的に生産性向上に
寄与しているとの結論は,なるほどと感じ入った次第です.
何事も,本音を偽って行動することには限界があり,
そこで生じた矛盾を引っ張って頑張ったとしても,
どうしても限界があるんでしょうね?
心理的に安心して働ける職場とは,
いらぬ心配をせずに仕事に打ち込める職場と言うことで,
業務効率は,如何に雑念を振り払うか,
仕事に打ち込めるか,集中できるかであり,
これなくしてはそれなりの仕事になってしまう?
非常に腹落ちの良い概念だと思いました!