就活の勘違い 採用責任者の本音を明かす
(楠木新 著 / 朝日新書)
娘さんとの就活体験記
就活氷河期の指南本ですが,単なる know-How 本ではなく,
娘さんへの就活支援を通した実体験から書かれているので,
読んでいてとても説得力があります.
結論として,
就職のポイントは景気の良しあしはあれど同じ(?)であり,
職場における仲間探しに選ばれることだと.
であれば,共に働ける仲間と認めてもらえるために
何をすべきかを考える,そんなことが書かれています.
特になるほどと思ったところは,
学生は同年代との接点がほとんど,
社会人等に広い年齢層の方との付き合いがそれほど多くない!
→ 親を社会人の身近な見本とすればいい!
これはなかなかいい視点からのアドバイスだと思いました.
ただ,サラリーマンを目指す子供がサラリーマンの親に
学ぶことは可能ですが,そうでない場合,親が職人であったり,
農家であったりすると,ちょっと自分なりのアレンジは
必要な場合もあるかもしれませんが...
残念ながら,的外れの就活をしている学生さんは少なくありません.
就活のポイントとは何か?
この本を読めばそれなりのヒントが書かれていると思います.
なんといっても,就職担当経験者の話は参考になるのではないでしょうか?