東京都の教育改革,高校無償化へ
今日(1/17)の日経新聞 1面・34面からです.
私立校,都が無償化へ
年収760万円未満が対象
国が就学支援する金額に上乗せして
都独自の 『特別奨学金』 を拡充
都内の私立高校の平均授業料に相当する
年間44万2千円を支給するとのことです(驚).
→ 支給対象は5万1千人,都内私立高校に通う約3割に相当.
平均年収:760万円は都内の平均年収に相当し,
これまでは760万円未満に収入に応じて減額支給されていました.
これまでの施策を拡張するようです.
お金のある東京都ならではの取り組みとも言えます!
中学受験する世帯の平均年収は800万円以上が中心
つまり今回の施策は公立高校に行きたいけど学力的に厳しく,
私立に行かざるを得ない高校生を持つ家庭への救済策?
国民教育に対する底上げ的意味合いが強く,
先進国でありながら教育水準が低いと言われている日本として
やるべき方向性に整合していると言えます.
東京の場合,都内の国公私立の全日高校の数は
私立割合: 55.2% = 237 / 429 校
私立のウェートが大きい東京として
(他府県からの越境格差等,問題は残りますが)
的確な判断だと思いました.
公立高校が感じる 『脅威』 の部分は
それほど大きくないように思います.
小池知事のリーダーとしての資質,凄いですね!