職としての農業の可能性は?
今日(11/19)の山梨日日新聞からです.
再就職先に農業をPR 法人進出で求人増
ハローワーク韮崎が専用コーナー
ハローワーク韮崎の管轄内農林業新規求人は
2012年 229人 → 実際の就農 100人
2013年 301人 → 実際の就農 165人
2014年 376人 → 実際の就農 153人
2015年 194人(上半期のみ) → 実際の就農 92人
率直に言って,少ないですね....
管内で活動する農業法人は10月末で66社
東京ディズニーリゾートの運営会社
埼玉県のガス供給会社
そして,農業生産法人 『アグリビジョン(北杜市)』 は
トマトの大規模栽培を始めるそうです.
→ パート作業員50名を募集中
最近の農業に関わる求人は大規模法人によるものが多く
農業の職としてのあり方に対する転換期,
大規模法人による産業化への移行が見えます.
これまでのように,家族でやる小規模生産を農協が支える時代は
シュリンクして,こういった大規模化の中で
仕事のやり方も変わるであろうことを予想すると,
変われない農家が廃業に追い込まれていくでしょうね?
TPP 影響の国内波及もありますし...
県内では農家の廃業が続いているように聞いています.
→ 我が家の周りは葡萄畑,でも毎年更地になって太陽電池が
農家の老齢化が深刻で続けられたとしても
これまでと同じ作付はできないので,であれば太陽電池を
葡萄畑はどんどん減っています!
廃業にするのであれば,第三者にでも資産を譲ればいいように思いますが
実はそう簡単な話ではないようです.
ここは ヒトの心 が邪魔をして,他人には譲れない...
→ 血縁であったとしても,なかなか難しいのが継承
法律の問題もあります.単純に譲渡すると税金がかかります.
再就職に農業を...と言っても
そう簡単に変われるものではないかもしれません.