健康長寿は心の充実感から?
先週末の土曜日(11/7),久しぶりの参加で,
山梨大学の市民公開講座に行ってきました.
講師は医学部の山縣然太朗先生(57歳,6年ぶりの登壇)
大変にこやかな方で,講義中も笑いが尽きない,
それでいて講義には貴重なデータに基づく情報から
鋭い考察が成されます.
山梨にある 『無尽』 と 健康寿命の関係を
医学的に論文執筆されていることでも有名です.
→ 無尽は長寿の秘訣(ただし,楽しみながら出来ることがポイント)
嫌々やっている場合はマイナス要因となります!
いくつかテーマがありましたが
ソーシャルキャピタルと健康では,
人と人との繋がりの影響を健康面までに渡り調査
Social Capital : 信頼,規範,ネットワークといった人々の
協調行動を活発に行う社会活動の総称
→ Social Network + Social coherent
肥満は伝染する
喫煙は伝染する (米国での調査結果から)
キーマンが周りに与える影響は,
相互に面識がある場合に最も強くなるそうです.
ソーシャルコヒージョン(Social cohesion 団結力)では
無尽(昔ながらの村繋がり,相互のお金の融通)を例に取り,
健康寿命が長い山梨県の一因がここにあるのでは?
健康寿命とは介護を必要としない人の平均余命
寝たきりになると死ぬまでの期間が平均余命になります.
どうせ生きるのであれば,元気に生きて,
寝たきりになる期間を短くしたい,理想は 『ぴんぴんころり』
山梨県は長生きであり,健康寿命が長いことも特徴だそうです.
対して長野県,平均寿命が長く日本一ですが
生活に制限のある期間である余命が長いことも特徴.
→ 寝たきりになってしまう期間も長いと言えます!
大事なこととして,何事も楽しんでやると言うこと.
仕事は給料をもらってするので苦しいモノですが,
仕事ではない活動は 人と人との関係構築を 楽しむ事 が大切!
これが健康に繋がると言うこと.
併せて,生き甲斐を持ち続けること.
仕事人間であれば死ぬまで働くと長生きできてぼけない,
(定年後に急に仕事が無くなると危険)
仕事が生き甲斐でない人は趣味や自身の役割を持ち続けることが
長寿に繋がるとあります.
お金はほどほどにあるのがよいようで,
必要以上のお金への執着は帰って短命に繋がるそうです.
ところで,今回の講義,新兵器も活用されました.
それが写真の意識調査即時集計システムです.
これはなかなか良かったです!