ルネサスの早期退職希望に1725人が応募
今日(12/25)の山梨日日新聞からです.
早期退職希望 1725人に ルネサス発表
ルネサスエレクトロニクスは35歳以上の社員を対象に実施していた
早期希望退職に1,725人が応募したと発表しました.
(募集人員は1,800人程度)
→ 10月29日に発表,12月10~19日に募集
通常の退職金に特別加算金を上乗せして支給するそうです.
早期退職制度の実施に伴い約79億円を特別損失額として計上
2014年4~12月期の連結業績には織り込み済みとしています.
早期退職制度の実施により年間約148億円の人件費が減る見通しだそうです.
今回の募集は設計や開発部門の集約に伴う人員削減,
来年1月末に退職するそうですが,次の行き先が見つかるのか?
景気は確かに回復基調とはいえ,その基盤が確たるものとは言えず
特に正社員としての登用はなかなか簡単ではありません.
昨日(12/24)朝の NHK News で地方の雇用について
特集がありました.直近増えている採用の大部分が非正規
加えて,採用されているのは離職者の補充分に相当し,
職種的には介護に関わる業務が主だそうです.
離職理由は待遇の悪さ,一言で言うと賃金が安いということでした.
離職率が高い業種は 福祉,サービス,宿泊業,土木 など
ある介護センターの求人票が映されていましたが,
基本給15万円,これで求人したとしても果たして人が集まるのか...
仮に手取り10万前後になるのであれば,アルバイトしても
この程度の額にはなるかもしれません?
これに比べると,製造業は恵まれていると思います.
多くの職場では12月にはボーナスも出ているので....
製造業からの転身は言葉で言うほど簡単には割り切れない?
生活水準をいきなり大きく変えられないのも実情ではあります.
子供の教育費はある面,捻出することは必須として,
家のローンでも抱えていると首が回らなくなりますね...
→ 売るしかないでしょうか(涙)
一部の人たちには厳しい昨今
まだまだ 『アベノミクス』 を
実感するには時期尚早かもしれません?