緊急就職面接会(11/27)
今日(11/28)の山梨日日新聞からです.
相次ぐ事業所閉鎖で緊急就職面接会
離職者と企業 接点探る
昨日(11/27),山梨労働局でつくる雇用対策本部主催の
緊急就職面接会が昭和町で開催されたそうです.
160人が参加,その半数以上が先日(10/31)閉鎖になった
ルネサス甲府の離職者の方々だそうです.
ただ,紙面の内容を読むと 『ミスマッチ』 が大きく
これが簡単には埋まらないようです.
求人側: よい人材が欲しい
→ 給料が高すぎない,特殊技能や資格を有する(特定分野)
スキルは生産管理や専門技術に関わる特殊技能が理想?
求職側: よい職場に再就職したい
→ 年齢不問で年齢に応じた給料が,経験が生かせる
元いた職場を離れると,これまでの職場で積み重ねた職務経歴は
公の資格を有していたとしてもなかなか評価してもらえません.
→ 資格がないのであれば示しようが無いのが実態?
『50歳を超えると年齢でふるいにかけられる...』
このコメントは切実ですね.
何故若い人に求人が集まるかというと(一般論)
年齢に応じた給与水準を考えると,50歳の人をひとり雇うのと
20歳代ふたり,もしくは3人を雇うことが
ほぼ同じコストになるからです.
これは経営側からすると大きな(コストに関わる)問題です!
一部のスタッフワークを除くと年齢が高いことはコストアップ,
ディスアドバンテージになることが多いのが実情かも知れません?
仮に,20歳代と同じ給料で働くと言っても
人間の加齢による能力や体力の低下はどうしようもありません.
若い頃と同じ事ができる50歳代の人は皆無とは言いませんが
ほとんどいないレベル,夜勤,交代勤務,きつい仕事を若い人に
混じってやっていくことは口で言うほど簡単ではありません.
勿論,これまでの人生経験で乗り切る方もいらっしゃいますが,
ごく一部の方かもしれません?
このような求人側と求職側のミスマッチを埋めて初めて
採用となるので,『家のローンが...』を前提に職探しをすると
→ 給与水準の善し悪しが大前提になるので
なかなか厳しいように思います.
一般論を自身に当てはめて考える事はなかなかつらいことです.
どうしても自分の場合は 『特別な理由がある』 と
考えがちで,世間の見方はこの 特別 を許さない
場合がほとんどです.ローン返済で給料を議論するのは
一般論からするとありえない,個人の都合になります.
給料はその人をどのように評価するかで決まる雇う側の水準,
評価する側の価値観で決まることがほとんどです.
評価される側の基準で決まる場合は非常に稀なケースと
言えます.冷たいといわれるかもしれませんが,
残念ながら,これが一般論でしょうか?
この記事を読んで,
山梨における就労の厳しい実態を再認識します.