今日(10/4)の日経新聞からです.
理工系即戦力を育成
50大学選び集中支援 文科省50億円計画
自治体など独自策も
つい最近までの就職難がウソのように,
今は団塊の世代が一斉退職することによる人材不足で,
特に技術者不足の問題は深刻になりつつあるようです.
かつての技術立国日本はなりを潜め,
国内の空洞化に示されるように
モノづくり拠点はどんどん海外に出て行く現状を
危惧する動きが今回の話しに繋がっているようです.
文部科学省は国内50大学を選び年間1億円の支援を7年間続ける.
これによって大学学部,大学院の6年間を通じて高い職業能力を持った
人材輩出を可能としたい意向です.
各大学は企業から技術者養成のための教員を招くなどして
即戦力の育成に努めるとあります.
理工系学部の人気は丁重気味?
10年前と比較して理工系大学の入学者数は1割減!
少子化の昨今,学生数が減ることが予想されますが,
進学率,大学の数は増えているので,本来はここまで顕著に
学生数が減ることはないので,やはり人気低迷とも言えるでしょう?
理系とひとくくりにしても,
医科歯科系に比較して理工系は目立たないというか,
どうしても優秀な高校生は医学部を目指す傾向があります.
技術者よりも医者になる方が収入も高く,食いっぱぐれがない
視点はどうしてもそちらに向かうことは仕方がないことだともいます.
が,ある視点からは是正が必要だと言うことでしょう...
加えて,重点的にお金をつぎ込むべき大学を絞り込み
→ 意味のない大学を作りすぎた感はありますね?
意味のある教育をやっている大学に意味のあるお金をくばる,
成果の出るお金の使い方をしたいというのがありありと...
ただ,かつてのモノづくり立国日本を支えていたのは
高専卒の優秀な技術者であったり
工業高校卒の実戦部隊,大卒のみを優遇するだけでは
その復活は難しいかもしれません?