ルネサスの再建,道半ば
今日(6/12)の日経新聞からです.
ルネサス再建 見えぬ成長
米社に子会社売却,リストラ目処
ルネサスは液晶半導体子会社のルネサスSPドライバーを
アップルに売る事を諦め,米国の電子部品メーカーの 『シナプティクス』に
売却する方針を明らかにしており,とりあえずの大規模リストラに
目処を得たとあります.会社は切り刻まれた印象ですが,これがリストラ?
ただ,立て直しの本丸はこれからの後半戦,
今後の成長戦略が見えない現状,更なる苦戦が予想されます.
ここまで来るのにも時間がかかりすぎたように見えますね?
日立,三菱,NEC の3社がいりこになったこの会社
指揮系統がばらばらで統一されず,寄り合い所帯で
これほどまでに大きい会社を回していくことが現実的には
難しく,その結果が現状の悲惨な状況を招いたと言う事でしょう?
そもそも,組織の指揮系統は一つであることが基本,
これなくして大きな組織は機能しないということでしょう!
今,特に注目されているのは
産業革新機構からの支出金1,500億円
これを自社にない技術や人を持つ企業のM&Aに使うそうで,
『構造改革は4合目,リストラを実行し
今年度末で6~7合目を目指す!』 とあります.
ただ,激戦区の半導体事業,時間との戦いともあります.