山梨県,雪害対応巡り論戦,初動態勢遅れ追求も
昨日(2/25)の山梨日日新聞に『除雪費 最多88億円』
今月だけで山梨県の費用は55億円だったそうです.
1都5圏で農業被害額だけで621億円(更に増える見込み),
ビニールハウスの倒潰がかなり致命的なようです.
今日(2/26)の山梨日日新聞に 『知事,大雪の日登庁せず,理由は...』
横内県知事が大雪の翌日土曜日(2/15)に登庁せず,
大雪災害の初動が遅れたことを非難しています.
ただ,この内容はちょっと疑問符ですね?
今回の大雪,翌日の土曜日はまだ朝方まで粉雪がちらつき
積雪がゆうに1mは越えており現状,果たしてクルマを使った移動が出来たか?
緊急時の最優先事項は 『まずは各自の安全確保』 です.
あの状態で動いたら危険だし,公用車の運転手さんが困ります.
それでなくても栗真が出ると除雪作業が出来なくなる.
今回は,横内県知事のアクションは正しかったと思います.
まずは自宅が潰れないこと,その処置をする.
その次に通勤に関わる部分の除雪を身の回りから進める,
それでやっと通勤が出来る状態になる.
→ 小生の場合,道が繋がったのは日曜日の正午です.
それでも甲府市はクルマを使った移動を控えるように放送していました.
加えて,通信手段は問題なく機能,電話,メールでの連絡は取れるので
登庁しないとアクションが取れない,と言う考え方は正しくないでしょう.
それでも,県の対応は遅かったと言わざるを得ません.
理由としてはそれぐらい凄い大雪だったわけですが,
組織のトップはそれを加味した行動を取らなければならない,
その判断が分かれるところですね?