医療機器のニプロが中央市に進出 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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医療機器のニプロが中央市に進出

今日(12/28)の山梨日日新聞からです.

 ニプロ 中央市に進出  県内初 撤退企業の人材採用

 医療機器のニプロが山梨県内に
 『ニプロ医療電子システムズ』を新設,医療用電子機器に参入するそうです.

ニプロの製造拠点は県内初,来年3月に撤退するTDK子会社のメディアテックの
土地(中央市,国母工業団地),建物を購入するそうです.

注目に値するのは,県内を騒がせているルネサスの
技術者の採用を予定していることです.
30~50人/年 規模で中途採用者を活用し,来年の夏頃から生産を開始して
10年後には500人規模の生産体制を作るとのことです.

ニプロ社長,佐野嘉彦氏の話では
 『県内で撤退企業が相次いだことから,今なら優秀な技術者や
   下請け先を確保出来ると考えた!』

最初の商品開発は,米国インフラレデックス社からの技術提供による
血管内画像診断システムを商品化するそうです.
その他,9品目の開発が決まっているとのことです.

ルネサスで解雇される従業員は,噂では900人規模,
関係会社を含めると1200人規模,更に影響を受ける下請けの数を含めると
2000人規模の雇用が消えると言われていますが,
この内の500人レベルの仕事が確保される可能性が出てきたことは
沈滞ムード一色の山梨県にとっては朗報です.

 雑談程度ですが,地元のゼネコンさんからは
 『メディアテックの売却に興味ありませんか?』
  みたいな話がちらほら,
   『ルネサスの工場再利用の可能性はありませんか?』

 でも,だいたいの答えが,
 『この時代,無作為に人はかかえられない...』

 そりゃそうですね,簡単に人は雇えない,
  もしもの時に雇用の責任問題で労基署から指導を受ける可能性もあり
  よほどの自信がないと なかなかねぇ~

 でも,少しでも雇用確保の目処が立つことは県民としてありがたい事ですね!