半導体大リストラ時代(2) | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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半導体大リストラ時代(2)

日経新聞電子版(12/24)の特集記事からです.

 <半導体大リストラ時代>
  外食店やベンチャー…ルネサス去った技術者たちは今

自身の身の回りにもそんな人がたくさん....

日経の記事では回転鮨の生産技術に転じた方,
お好み焼き屋さん,そしてルネサスを辞めてルネサスを客として
ベンチャーを立ち上げた人,第二の人生は人それぞれです.

小生が今の会社に入る前の遠い昔,新入社員だったときの同期で
同じ研究所に配属されたのは8名でした.その同期のひとり,
入社式で同じ部屋だったU君は残念ながら20代後半でこの世を去りました.
婚約して式の日取りが決まった頃に癌が見つかったのです.
ご両親から最後に会いに着てと電話をいただき,いった次の日に
葬式に出るために国元の鳥取まで2往復したときのことが
今でもほろ苦い想い出として心に残っています.

一番元気の良かった同期のK君は昨年,喫茶店経営の道に方向転換
今は自身の店の店長をやっています.
うまくいっているかどうかは分かりませんが,
毎年年賀状をくれます.その便りが唯一の繋がりです.

その他の同期6人は残念ながら今は繋がりがありませんが,
まだ入社した会社で働いているのでしょうか?
(1人は転職したことを聞いています)

その最初の会社の研究所で『分子線エピタキシー』というテーマで
研究活動っぽいことをしていたとき,装置メーカーのMさんと
結構仲良くなりました.同い年と言うこともあり気も合い,
ちょくちょく飲みに行く事もあったと思います.
最初の転職先でも職場が近いので家族でハイキングにも行きました.
山口県の新居にも遊びに来てくれたことを思い出します.
そのMさん,3年前にその装置メーカーがカメラで有名な大手に
買収されたことを境に職を去り,今は鴨ネギ屋のフランチャイズに参画,
一国一城の主として頑張っておられます.

この辺りの情報は1年に一度の年賀状で知らせて頂いています.
年賀状を書くのは面倒くさいのですが,貴重な情報源でもあります.
だから続けられるだけ続けないと...

これを自身に当てはめて考えると,既に転職2回,
半導体技術者はとうに卒業,今は会社に与えられる仕事をやる
『何でも屋』状態,振り返ってみるに自身も第二の人生を進んでいる,
この記事を読んで自分も同じであることを再認識した次第です.

 案外自分のことには気づかないものです...

ある意味,狭い視点で自身の生き方を決めつけない方が
良かったような,悪かったような,答えは死ぬときに出るんでしょうか?
でも現状に大きな不満はありませんので(満足も無いかもしれませんが)
まずは家族元気に暮らせていることに,会社に感謝ですね.

 この時代,仕事を頂ける事は本当にありがたい事ですね!