ゴルフとスポンサーの関係 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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ゴルフとスポンサーの関係

昨日,今日(12/22)の日経新聞スポーツ欄からです.

 <ホールアウト 2013>
 男子プロ 厳冬の男子 アジアに活路  石川,松山,その次は
 女子プロ 女子スポンサーを呼び込む  ネット中継,高まる発信力

プロゴルフの世界,男子と女子で大きな違いが出ているようです.
まず男子ですが,ツアー数が史上最小の24,2007年,2009年と同じですが,
ワンアジアツアーとの共催2試合を併せた数字と言うことで
国内の試合は減る一方,主役がいないことがネックとなっています.
昨年の石川選手に続き,人気の松山選手も来年から主戦場を米ツアーに移し,
国内トーナメントは少し寂しくなっています.

ゴルフ用品の販売は伸び悩みもあり,環境は厳しく,
有力メーカーのブリジストンさえも2割近い人員削減に踏み切ったそうです.
宣伝効果を考えると,日本選手より米ツアー選手が使用する方が効果が高く,
発進力の強いトーナメントにお金もスポンサーも集中する傾向にあります.
日本の男子プロツアーはその効果が年々落ちているとの評価です.

 男子では松山選手を抑えた SRIXON のひとり勝ちというところでしょうか?
 女子の賞金女王,森田利香子選手も SRIXON の契約選手,
 男女とも,賞金獲得トップは SRIXON 契約選手になりました.

そこで来年から大きく変わる内容として,
出場選手の選び方,前哨戦として行われるプロアマ戦は
来季は100%主催者が選ぶとのことです(これまでは30%が賞金ランキング順).
スポンサーの満足度を上げる方向になりつつあると言うことです.

次に女子プロですが,昨年に引き続き試合増の37試合(男子の1.5倍)
賞金総額は過去最高の32億5,000万円,注目度は圧倒的に女子プロの方が
上と言うことです.何故なら,人気選手が多いからではないでしょうか?
宮里藍,宮里美香,有村知恵,上田桃子といった海外組の流失で
尻つぼみしないのが今の日本女子プロ,韓国選手の台頭もあり,
ツアーの人気は盛り上がる一方です.

特に,賞金女王を決める最終戦,エリエール女子は今年から4日間に
でもスポンサーのエリエールは『広告効果絶大』と満面の笑み,
そりゃそうです,これほど手に汗握る試合があったでしょうか?
優勝争いもさることながら,森田利香子と横峯さくらの1打1打に
手に汗握ってみていたことを思い出します.
松山選手ひとり勝ちの男子プロとはまったくスリリングが違うように感じています.

加えて今取り組んでいるのがネット中継だそうです.
確かに,テレビ放映は良くて土日,最悪は日曜日だけの,
それも録画といった中継では興ざめしますよね?
ただ,女子プロにも課題はあるようで,それが4日間のトーナメント増加,
残念ながら来季は4日間大会は9試合,スポンサーの本音は
『今期のままの3日間で十分』が本音のようです.
スポンサーにかかる経費と宣伝効果との関係がここに見えてくるわけです.

スポーツもスポンサー無くしては成り立たない,つまりビジネスである以上
かかるコストとそれに代わる効果のバランスがとても重要,
どれほど有名なプロであってもスポンサーを無視して活動できる人は
ごく少数と言うことで,スポンサーへの配慮が更に求められていくのが
ゴルフに限らない,昨今のスポーツの宿命と言えるでしょう...

 ゴルフはするのも楽しいわけですが,見るのも楽しいです.
 来年はプロツアーの観戦,何試合かは足を運びたいモノです!

 最近は,森田利香子プロのファンにもなっています...
  彼女,美人だし,スタイル抜群,それでいてクール,
   プロゴルファー向けですよね?