半導体大リストラ時代 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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半導体大リストラ時代

日経新聞電子版の特集記事からです.

 <半導体大リストラ時代>
  昔エリート,今お荷物 半導体技術者に転職の荒波

実に胸の痛む記事でした....(涙,涙,なみだ)

かつての半導体大手,日立,東芝,三菱,NEC,富士通
今も残っているのは東芝のみ,それでも世界トップにはなり得ず,
多くの会社では,もはや半導体は会社のお荷物扱いです.
ここら派生したエルピーダメモリは破綻,ルネサスは赤字続きで大量解雇,
国からの支援(産業革新機構)で再生を目指すも前途多難!
準大手と言われた松下,シャープは再建途上,三洋は消えて無くなり,
半導体部門は過去の遺産,勝ち組と言われたロームも赤字に突入,
装置産業では巨人だった東京エレクトロンも12/18の決算で特損462億円を計上
結局はアプライドに吸収合併(失礼,対等合併)
どこもかしこもぼろぼろの状況の半導体業界,
ここを去っていった技術者が悲惨な末路をたどっているという話です.

それはしょうがないというか,
人材市場にもはやニーズがない半導体業界ですから,
思い切って応募した希望退職で一時の大きな退職金を得るも
再就職は至難の業と言うことだそうです.

 これだけ一時期に大量の失業者が出てしまうと
  転職市場で溢れてしまう,考えてみると単純な話ですが...

小生もかつてはその半導体技術者だったわけですが,
これを予知してではなかったのですが,
末路に固執しなかったことは結果的には良かったかもしれない?
 (要は,自分のやりたい道に進むのでなく,会社に求められた事をやってみる)
そう思わせられた記事だったわけです.
 仕事に夢を賭ける時代ではないと言うことだと思いました.
 まずは現実を見据えて,自分を過信しない事は大事かと...

残念ながら,国内電機大手はこの人材の受け皿にはなりません.
これは周知の話で,どこもかしこも大リストラの最中ですから...

それと更に悲しい事実は,年齢が人材としての価値を下げているというか,
40歳を過ぎると円熟期は終了,50歳を過ぎるとお荷物扱い?
これって,寂しすぎる話ですよね?
確かにコストパフォーマンスを考えると,中年はアウトプットに対して
コストがかかりすぎると言うことでしょうが,当事者としてこう言われると
実に悲しいわけです...50歳を過ぎると価値無しか...(涙)

若い人は若い人で苦労しているんでしょうが,
我々中年も辛いところにあるので,どっちもどっち,
なんでしょうね?