セカンドキャリア | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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セカンドキャリア

『JAICO』という会報が産業カウンセラー協会から届きました.

     特集:セカンドキャリアを考える

今日はここに書かれていることから考えてみようかと!
2013年7月,東京商工リサーチの調べによると
2013年度に『希望・早期退職の募集実施』を公表した企業は41社
 (2012年度は63社,2011年度は58社)
前年度とほぼ同じ水準だそうで,アベノミクスによる雇用状況の改善は
ここまでのところ特には現れていないようです.
特に,内需に限って考えると,この先改善するとは思えないのが
率直な感想です(日本は人口減,経済もかつての勢い無し!).

産業別には電気機器が10社,機械,非鉄金属,輸送用機器が各4社
化学,サービスが各3社だそうですが,表に出てこない同様な話は
これ以上の大きな影響を雇用に及ぼしているでしょう!

希望退職募集数はリーマンショックの際が22,950人
対して2013年度はこれに次ぐ17,705人にも達し,
この先の景気次第ではリーマンショク時を上回る規模になる可能性すらあります.

企業が賃金抑制のために使う手法としては
早期退職募集はしないが,中高年の賃金を抑える賃金調整があり
行っている企業の比率が1993年度で72.7%,
ただこれは以降減り続けて直近では30%代だそうです.
これは多くの企業が正社員の賃金調整による人件費抑制を
終了していることを意味し,基本給の切り下げは今や当たり前の話だそうです.

 給料はこの先上がらないものと割り切る方が賢明?

整理解雇についても,『ロックアウト』型の退職勧告も珍しくなく昨今,
これまでの年功序列型給与,生涯一企業,終身雇用,
かつての日本では当たり前だった雇用体制は既に過去の話になっていることは
周知の通りだと思います.
このような環境で定年前にセカンドキャリアを構築しなければならない人が
増えていると言うこと,これは人ごとではありません.

昨今のセカンドキャリアは,悲しい話ですが
これら早期退職制度とセットで議論されることが多くなっています.

 → ただ,これも自身の考え方一つだと思いますが...

 このような時代の中で,鬱になってしまう人は少なくないようで

 『自分がどうありたいのか?』
 『自分は何に価値観を置いて生きるべきなのか?』
 『自分はこの先何故生きていくのか?』

いざ自分と向き合うときに,このような問いかけに
的確な判断をできる人はそれほど多くない,
ここで『キャリアカウンセリング』の活躍の場があるのでは?
と言っています.確かにそうだな...と思う反面,
でもキャリアのレベルも人それぞれ,ただ人の気持ちを学習する意味は
あるように感じています.
   産業カウンセラーの活躍の場は増えるように思いますね!
 → 資格の活用,効率的にやってみたいモノですが...

さて,このセカンドキャリアですが,自身でセカンドキャリアを作る場合,
例えば,会社を辞める(転職)時だけではなく,
会社に残って築く場合もあるわけで,異動を言われたときも
セカンドキャリアを築くチャンス会社が与えてくれたと
ネガティブに考えずポジティブに捉えることで
予想外の良い結果が導かれることもあるようです.

自身以外に導かれ,時には流れに乗ってみるセカンドキャリアも
案外ありかな? と思っています.特に最近はその傾向が強く,
自身の生き方を変えることは気持ちの持ちよう一つで変わるように感じています.

と言う事で,自身のセカンドキャリアは時の流れに身を任せる,
この一言に尽きるように感じています.