CTを撮った。
造影剤を使って。
昨日。
「血液検査の数値はほぼほぼ横ばいで問題ないんですが、腫瘍マーカーがまた上がりましたね。ですが… 今日撮ったCT画像を以前のと比較しますと、ほとんど変化ありません。というか、一ヶ所は返って縮小してますね。我々が判断する場合は、画像診断を優先しますので、このままレンビマを継続しましょう」
「わかりました」
「ただ、まだちょっと腹水が残ってるようですので、もぉちょっとアルブミン値が上がるといいんですが… 今飲んでいただいてるヘパアクトの飲み方を変えて、夕食後1包・寝る前に2包飲むのは可能でしょうか?」
「はぁ… 一日に飲む3包ばにゃ変えんで、朝食後1包・夕食後2包だったつば、夕食後1包・寝る前に2包に変えるっちゅー意味ですね? そんなら問題なかです」
「はい、そういうことです。それに加えてアミノレバンを追加で飲んでください。1包50gですが、これを180mlの水に溶かして、その日の内に飲んでしまってください。ただしカロリーが200kcalありますから、普通に食事してると太る可能性がありますから、その辺りコントロールしてください」
「はぁ… わかりました。どげなもんか、飲んでみりゃわかるでしょ(笑)」
「身体がキツいとかないですか? 大概の患者さんは、副作用で倦怠感感じられますから」
「んーーーーー… キツかとか怠かとかなかですばってん、たまに、身体ん重ぉ感じるときゃあります。そるが倦怠感っちゅーとですかね? あたしゃ、感じたこつなかですけん、よぉわからんです(笑)」
分子標的薬『レンビマ』。
服用開始から約1月半。
副作用で軽い肝障害がある模様。
で、膝下の浮腫且つ腹水が溜った状態。
で、カンフル剤的に肝臓に必要な栄養素を流し込み、力技で肝機能を向上させる目論見。
腹水パンパンの頃。
体重は57.5kg。
が、ほぼ10日で53.5kgまで抜いた。
水を。
飯は喰う。
が、その他水分は摂取せず。
で、その後維持。
お陰様で浮腫は軽くなった。
かなり。
見た目目立たなくなった。
が、腹水残存。
苦しくはない程度に。
肝機能向上。
且つ、腹水が無くなったらレンビマ増量予定。
後、また肝機能が落ちたら、また薬が増える…
その繰り返しであろう。
たぶん。
が、それもまた『楽』なり。
未知なる体験。
己の身体。
どうなってゆく?
見届けるべし(笑)
それにしても降り続いてくれる…
雨。
ここの近くの河川。
も、朝から警戒水域を超えた…
と、朝からラジオで。
で、本日臨時休業。
で、お一人様出勤。
各所へ連絡他雑用多々。
本日は5月21日。
旧暦では。
五月下旬。
梅雨真っただ中。
旧暦五月にだらだらと降り続く長雨。
それが、五月雨。
梅雨も終盤大雨になるのは例年のこと。
が、ここ数年。
は、梅雨の走りで一気降り多々。
且つ、豪雨と呼ばれる程の大雨。
で、今年はかつてない長期間前線停滞。
で、九州全域ジャジャ降り連日連夜集中豪雨真っただ中。
その昔。
神話の代。
素戔嗚尊(すさのおのみこと)が追放されたとき、簑笠(みのかさ)姿にされて流された。
簑笠は『蓑笠(さりゅう)』ともいわれ、ここから『サ』という言葉は、恐ろしい神を表す言葉になった。
そこから派生して『神の乙女-サオトメ』や『神が降りる-サオリ』や『神の女-サメ』、そして『神が乱れる-サミダレ』となった。
もともとは、素戔嗚尊のように放逐されてしまった神が『乱れる』という意味。
で、この場合の『乱れる』は、女性を求めて妄執にかられるという意味。
『淫雨』
という言葉がある。
長く降り続く雨のことをいう。
が、その文字が含む意味から考える。
と、原初は『五月雨』の別名だったと思える。
やっと小降りになった…
が、直ぐにまた降り出すはず。
降り出せば尋常ならざる雨量。
7月に降る雨量2年分が降ったとのこと。
ここ数日で。
いつまで降りつづく?
梅雨前線いまだ停滞中。
今年の梅雨。
悶え狂う素戔嗚尊の如し…
まさにサミダレ。
・・・
念ずるしかなし。