牛乳3杯で寿命が縮むって
随分と前に、実は牛乳は無理やり牛を妊娠させて出させるものだから、本当はあまり健康には良くない、という記事をアップしたことがありますけど、今日の朝刊に『牛乳飲み過ぎ 危険?』という記事が載っていました。
スウェーデン大学の研究チームが、中高年の男女10万5千人を対象に、男性は11年間、女性は20年間に渡り食生活や健康状態を調査した結果、男女共牛乳を多く飲むグループの死亡率が高かったことが分かったという。
この調査結果は、イギリスの医学雑誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に掲載された。
このうち、10年間で千人当たりの死者数で比較すると、女性は1日3杯以上飲むグループは180人。1杯以下は110人。男性は3杯以上が207人で、1杯以下が182人だった。
この数字は、ヨーグルトやチーズなど発酵乳製品で比べてみると、多く食べるグループと少ないグループとの差より小さかった。
研究グループは、牛乳に含まれる糖類の「Dガラクトース」が影響しているとみている。また、ビタミンAが多く含むスウェーデンの牛乳自体がこの調査結果に出ていると指摘する専門家もいる。
ただ、一人当たりの牛乳年間消費量が110㎏のイギリスや、80㎏のアメリカと較べ、年間31㎏しか牛乳を消費しない日本では、「食生活も異なるのでそれほど心配する必要はない」(群馬大学高橋久仁子名誉教授)ようだ。
北陸中日新聞2014年11月9日付