人間にはふた通りの考え方がある。
アルプス山脈と天気は紙一重であるという考え方と
そうではないという考え方。
ワインの畑は傾斜と厳しい土壌にある。
条件の悪い場所で、ブドウの生命力で果実に栄養を集約する。
だからワインのブドウは食べるのには適さない。
食べるタイプのそれとは、違うものと思ってもいい。
ヤギがお立ち台で出迎える場所。
人懐っこくて、象徴的な存在。
ヴィラディストワイナリー @上田市
生産量が日本でトップクラスと言われる。
定かではないが、年々畑が増えているみたい。
畑の一般見学は冬を越えて3月から。
3月早々に春を感じたくてやってきた。
遠くのアルプスの山並みがはっきりと。
ココまではっきり見えるのも珍しいという。
北陸方面、なかなか晴れがないっていう。
今日はいい天気って、タクシーの運転手が言ってた。
そして剪定という作業。
春を迎えて、ブドウ作りはここから始まる。
一つの幹から枝を最小限に絞り込む。
残酷だけど、幹からの養分を少ないブドウに集約する。
ワインのブドウの木の
枝ぶりが寂しく見えるのはこの作業があるから。
これでもかって実りまくるブドウ。
果肉は集約されてワインになるブドウ。
同じブドウでも違いがはっきりしているね。
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